Bank of Innovationの約2年ぶりの新作RPGとなる『メメントモリ』が App Store / Google Play / PC（DMM）向けサービスを開始した。
本作は過酷な過去や運命を背負う『魔女』と呼ばれる少女たちが、滅びた世界を救うため、堕ちた大地を解放するRPG。
自ら「美術史で語られる、はじめてのRPG」を自称しており、どんなものアートにこだわりぬいたことが一目でわかる1作。
同社の『幻獣契約クリプトラプト』は、システムはオールドながらも美麗なアートと、TRPGを思い起こさせる語り口調でゲーム好きからも一定の評価を得ていた。
本作はそこにさらに……というか、ライバルがいない領域までアクセルを踏み込んだ雰囲気ゲーの様相を呈しており、筆者としてはかなり好感触な1作だ。
滅びたファンタジー世界が水彩画の淡い色使いで描画され、繊細な筆致のキャラクターたちが LIVE2D で自然に動く。
近年、技術の向上とともにイラストが動く演出の質も大幅に向上しているが、本作はその中でもトップクラスのものといえよう。
多数のキャラクターに専用のテーマソングとストーリーがついており、あいまいなストーリーをキャラクターのイラストや音楽から想像させる雰囲気ゲー（映像・音楽・設定などから世界観などの雰囲気を楽しむゲーム）としてかなりレベルが高い。
▲公式Youtubeには多数のテーマソングがアップロードされている。
一方、ゲームシステムを見るとかなり簡素。
バトルはオートで進行し、瞬時に終わる。なんなら4倍速も初期から解放される。
演出としても各キャラクターの攻撃が1度終わると、花がしおれたり、カラスが舞ったりと抽象的な背景の動きを見せるようになり、MVを見ているかのような感触。
バトルの外は現実時間の経過で報酬が得られる放置ゲームとなっており、「序盤からプレイ時間が少ない、、雰囲気ゲーとして楽しめるから3番手ぐらいのゲームとしてDLしてほしい」という思想がストーレートに伝わる。
バトルはオートで進行し、瞬時に終わる。なんなら4倍速も初期から解放される。
演出としても各キャラクターの攻撃が1度終わると、花がしおれたり、カラスが舞ったりと抽象的な背景の動きを見せるようになり、MVを見ているかのような感触。
バトルの外は現実時間の経過で報酬が得られる放置ゲームとなっており、「序盤からプレイ時間が少ない、、雰囲気ゲーとして楽しめるから3番手ぐらいのゲームとしてDLしてほしい」という思想がストーレートに伝わる。
システムは古いが、（少なくとも初期は）プレイの負荷や、面倒はできる限り低減されている。
さらに、演出は斬新で、見る者の想像力を刺激する。
基本無料ながら雰囲気ゲー。
プレイ動画を見て気になったらDLしてみる価値はあるだろう。
……まあ、おそらく遊び続けると相応にギルドバトル課金ゲームの顔も出てくるのだろうが。
アプリリンク：
メメントモリ (App Store 基本無料 / GooglePlay 基本無料)
