2020年11月29日に行われた同人・インディゲーム展示即売会デジゲー博のなかで、ずば抜けた完成度を誇っていたスマホ向けパズルゲーム『ネネコネコ』を紹介する。
『ネネコネコ』は、3つの箱の中にいるネコパネルを動かして箱の中に敷き詰めていき、制限時間の中で隙間なくネコを敷き詰めたネコ箱を制作した数を競うパズルゲーム。
ネコ型パネルを隙間なく敷き詰める題材はありふれたものかもしれないが、実際に遊んでみると良い具合に難易度が調整されていて、ハマるものに仕上がっていた。
なお、本作は2020年のデジゲー博におけるゲームキャスト的ベスト・スマホ/タブレットゲームである。
まずはプレイの様子をご覧いただきたい。
ネコを箱に入れる謎のパズルゲーム『ネネコネコ』作ってます🐱
— gushio (@gushio) November 29, 2020
本日、デジゲー博に出展してますので是非遊びに来て下さい!
年内リリース予定!(たぶん)#ネネコネコ#デジゲー博https://t.co/aT2DIvPYMi pic.twitter.com/gRGpLfWT1k
画面には3つの箱があり、それぞれにネコが入っている。
プレイヤーはネコをドラッグして他のネコと重ならない位置ならばどこにでも配置し直せる。
ネコがいなくなって空になった箱は巨大な親猫(?)の手で出荷され、新たなネコ入りの箱がやってくる。
また、ネコが隙間なく詰めこんだ箱も出荷され、同時に残り時間が増える。つまり、短時間で次々とネコを詰め込んだ箱を作ると高得点をえられる仕組みだ。
テキストで書くとルールはわかりやすいが、実際にプレイして見る忙しくも楽しく、シンプルであっても単調ではなかった。
箱を埋めるためにネコパネルを増やす必要がある。
ネコパネルを増やすには空箱を作ってどんどん補充してもらう必要もある。
しかし、無計画にネコパネルが増えると移動ができなくなってプレイが破綻する。
効率良く遊ぶなら3つの箱をそれぞれ“埋めるため箱”、“余りパネルをストックする箱”、“空にして補充する箱”と使い分ける必要があり、それを短時間でミスなくこなすと意外に頭を使う。
良いアクションパズルになっていた。
さらに、パネルになっているネコの描写もよかった。
ネコがかわいいだけでなく、こっそりアニメーションも仕込まれていて、見ていて癒やされる。睡魔に勝てない猫#ネネコネコ pic.twitter.com/5gw8yG2Nt9
— gushio (@gushio) December 6, 2020
▲敷き詰めて、寝ている間に出荷しよう。
短時間で熱中してしまうパズルの面白さ、かわいい世界観ともに完成度が高く、(当たり前だが)未完成なゲームが多いデジゲー博展示の作品の中で頭一つ抜けた出来になっていた
『ネネコネコ』は、iOS / Android 向けに12月リリース予定となっている。
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