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インドにて新たに118の中国系アプリが配信差し止め。バイドゥやアリペイに並び、バトルロワイヤル系などのゲームも多数差し止めへ

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インド政府は9月2日、118の中国系アプリに対して配信差し止め処置を行った。
これらのアプリはユーザーのデータを盗み、インド国外へひそかに送信しているためだという。
インドと中国は国境をめぐって争っており、近年関係が急速に悪化している。そういった中での中国への制裁措置と考えられる。

初回こそSNSアプリが名であったが、今回は決済アプリ『Alipay』、カメラアプリ『ULike』、『China News』、『Baidu』などに並び、『PUBG Mobile』、『Knives Out(荒野行動)』、『Cyber Hunter』などのバトルロワイヤル計、『Arena of Valor(伝説対決)』、『MARVEL Super War』などのMOBA、『ライズオブキングダム』、『AFK アリーナ』のような日本でも有名なゲームが多く含まれている。

このアプリ停止はいきなり行われたわけではない。
インド政府は6月27日にも『TikTok』や『WeChat』など、SNSアプリを中心として、『モバイルレジェンド』などゲームも含む59本のアプリを配信差し止めしていた。
インド政府の発表文書と停止アプリリスト

さらに7月28日に追加で47本のアプリを削除し、バトルロワイヤルゲーム『PUBG MOBILE』、動画投稿アプリ『Zili』、カメラアプリ『ULike』など275アプリが不正に情報を取得しているか調査すると発表していた。
今回停止されたアプリを見るとその対象が含まれており、調査を受けての停止、ということになるのだろう。

なお、緊張状態であるインドならともかく、日本において『PUBG Mobile』や『荒野行動』などが現段階で差し止められるとは考えづらい。
こういったニュースがあると「日本でも中国製アプリが終わる」といった言説が出るが、惑わされず落ち着いてゲームをプレイして欲しい。

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