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世界の投資家ウォーレン・バフェット、Appleとのコラボゲームアプリ『Warren Buffett's Paper Wizard』をリリース。「遊ぶだけで資産が増える」「健康になる」などレビュー評価は上々

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2008年に『テキサスホールデム』のゲームアプリをリリースしてから11年。
あのAppleが、久々のゲームアプリをリリースした。これは、その名の通り世界に冠たる投資家ウォーレン・バフェットの公式ゲーム。
世界に名だたるコラボゲームは……別にクオリティが高いわけでもなく、すごいわけでもなく……ウォーレン・バフェットが満足のために作った、超すごい同人ゲームであった。
すごい面白いわけじゃない、でも「なんなんだ、これは!?」と感情を揺さぶる“なんなんゲー”紹介第2回は『Warren Buffett's Paper Wizard』である。

このゲームで最初に驚くのは、タイトル画面の表記だろう。私自身最初は「変なゲームがあるなぁ」程度に思って起動したのだが、画面下の文字を見ると……。
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Apple!?
何やってるの!?
AppleマークのiOS専用ゲームなのにiPad対応してないし、GameCenter対応していないし、公式ゲームのはずがない……。
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驚いてプレイより先に公式サイトを確認したが、どうやら本物らしい。
ウォーレン・バフェットが株主総会で行ったペーパートス競争に人が押し寄せすぎ、ウォーレン・バフェットが誰とも対戦できなかったために、その代替として作られたゲームだという。
で、ウォーレン・バフェットが中心になってAppleが作ったと。
これを作らせるウォーレン・バフェット、さすが世界一の投資家と言われるだけある。

ゲームは引っ張り操作で新聞を投げ、建物に充てて“ウォーレンバックス”(スコア)を得るゲームで、『ペーパーボーイ』の3D版といった感じ。無料だけど、普通に遊べる。
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▲なお、新聞は車にぶつけると即座に爆発させるほどの破壊力を持ち、建物以外にぶつけるとスコアがマイナスされるので注意。

ゲームはウォーレン・バフェットの住むネブラスカ州オハマの道から、Apple本社まで新聞を投げながら進み、およそ5分ほどで終了する。
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最終ステージのカルフォルニア州クパチーノでは、ラスボスともいえるAppleの巨大要塞に向けて新聞を投げ込む作業は結構楽しい。
だが、このゲームの見どころはそれ以外の個所にあった。ゲームと関係ないところで人の心を揺さぶりまくっていたのだ。
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公式サイトのFAQからして冗談が効いていて、読むのが楽しい。一部を抜粋(日本語訳は私なので怪しい)紹介すると……。
・ゲーム内で稼いだウォーレン・バックスでは何が買えますか?
何も。現実で稼いでください。

・ウォーレン・バックスは新しい暗号通貨ですか?
違います

・ウォーレン・バフェットは、本当にゲーム内に表示されるほど高スコアを取りましたか?
君はどう思う?

・ウォーレン・バフェットのハイスコアを超えたらどうなる?
がんばってね。
アプリのゲームレビュー欄では大喜利が始まっており……。
「ゲームを遊んだだけで、今日、私の資産は大きく増加しました。お金持ちになりたい人におすすめ」
「このアプリを遊ぶことで健康になりました。これは手のヨガです」
なんてレビューが続く。正規のコラボがお祭りになっている。
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さらに、Appleのファンページでは「こんなゲームをリリースするなら、iOSの機能を改善すべき」などと熱心すぎるファンボーイが掲示板で暴れており、世紀のビッグネームの競演がいろいろな反応を呼び起こしている。
このゲームがホットなうちに遊んで、この騒動を眺めるのも面白いと思うが……いかがだろうか。

概要:
ウォーレン・バフェットが考え、Appleが制作したゲーム。Paper Boyの3D版ともいえる堅実なミニゲーム

評価:7(要チェック)

おすすめポイント
ウォーレン・バフェット総指揮、Apple制作のゲームが遊べる
ゲームとしても普通に遊べる
だが、ゲーム外の現象の方が面白い

気になるポイント
このコラボだったらもう少しすごいゲームでも……と思ってしまう

アプリDL:
Warren Buffett's Paper Wizard (itunes 無料)

開発:Apple Inc.(米国)
販売:Wildlife Design Inc.(米国)
HP:https://paperwizardapp.com/faq.html
レビュー時バージョン:1.0
課金:なし

ライター:ゲームキャスト トシ