テンセント、『PUBG』スマホ版の開発を正式発表。「本物のゲームをどこでも楽しめる」
100人のプレイヤーが狭い島に同時に降り立ち、廃墟の中から装備を集めつつ最後の1人になるまで戦うサバイバル・バトルロイヤルゲーム『PlayerUnknown's BattleGrounds』(以下、PUBG)。
Steamで2100万本を販売し、250万人もの同時接続車数を記録した超ヒットタイトルのスマホ版を中国テンセントとPC版開発元Bluehole共同で行うことが発表された。
(又来了!腾讯与PUBG将联合推出手游_科技_腾讯网)
テンセントは2017年11月22日に中国で『PUBG』を展開する正式パートナーになることを発表したが、スマホではライバル企業の中国NetEaseがいち早く『KNIVES OUT(荒野行動)』などゲーム内容も見た目も『PUGB』そっくりなゲームが次々とだし、世界で圧倒的な人気を得ている。
(えっスマホで『PUBG』が!? 中国では人気無料ゲームTOPのうち3作品がPUBGライク)
▲ほぼそのまま。フライパンもある。
発表記事内でBlueholeの『PUBG』エグゼクティブプロデューサーKim Changhanさんは「中国のプレイヤーは、携帯で本物のゲームをプレイできる」と語っているが、これはクローンゲームを牽制を含んだ発言だろう。
この手のゲームは課金で有利になってしまうと競技性が落ちて興ざめするため、基本無料に向いていないと思われている(正確には様々な検討がされているだろうが、現在は決定版のアプリが出ていない)。
実際、NetEaseのゲームも課金に結びついておらず、現状はプラットフォーマーとして人を確保するために出した意味合いが強いように見える。
また、NetEaseのクローンゲームは確かに『PUBG』の要素をコピーしてはいるが、スマホで遊んでみると面白さは一段落ちる。
現状は中国外の展開については不明ではあるが、本物のスマホ版『PUBG』は収益性と面白さの課題を解決できるのか注目される。
関連リンク:
Steam:PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS