ママが隠したゲーム機を探すはずが、あんなことに…脱出ゲーム『ママにゲーム隠された』レビュー
ない!ない!なーい!ゲームがなーい!
ママにゲームを隠されたゲーム機はタンスの中?本棚の上?いったいどこなんだっーー!!
『ママにゲーム隠された』は、母親に隠されたゲーム機を探す探し物ゲーム。見た目はどう見ても普通のアドベンチャーなのだが……制作者は『東京デッドボール』、『こんなフリーキックは嫌だ!』など、数々の奇ゲーをリリースしたhap Inc.。
であれば、当然、ただのゲームでは終わらないのだ……!
ゲームが始まり、ステージを選択するとそこは部屋の中。
タッチしてステージ内を調べ、物をどかしたり、アイテムを手に入れたりして、ママに奪われたゲーム機を救出するのが本作の目的だ。
そして、手に入れたアイテムは、指でドラッグして使用する。
バットと言えば、武器。ひびの入っている壁の中にゲーム機が……!
と思ったら、出てきたのは母親。
ゲーム機を探していることを母親に知られると、即座にゲーム終了である。
というか、こんな仕掛け分かるか!
クローゼットを探しても、母。
新聞を読んでいる父親をタッチすると……。
その父親は、母だった。
タンスから財布を見つけ、中のお金でゲーム機を買おうとすると……。
警察がやってきて、御用。即ゲーム終了。
どこをタッチしても、母、母、母。ときどきトラップ。
悩んだ末に、バットをソファー下に使ってみると……。
ゲーム機があった!引っかけ問題か!
万事、こんな感じでゲームが進む。
ゲームシステムとしては、どこまでも普通のポイントクリック型アドベンチャー。しかし、母が意外な形で登場する様子が楽しく、どんどんゲームを進めて楽しめる。
何も間違えずにステージを攻略してしまったときなど、母を探すために同じステージを再び遊んでしまうほど楽しい。
脱出ゲーム系は難しくなるに従ってストレスがたまり、投げ出してしまいがちだが、この仕組みなら失敗しても楽しいからストレスをためずにずっと楽しく遊べるわけだ。
おバカなだけに見えて、脱出ゲームの欠点を改善している良作でもある。
遊びやすく、わかりやすくおバカで、思わずにっこりしてしまう本作。最後まで遊ぶと、まさかのエンディングも用意されているので、ぜひオールクリアを目指して遊んで欲しい。
評価:6(面白い)
課金:
なし(広告を見るとクリアのヒントが)
おすすめポイント
わざとゲームオーバー画面を見たくなるほどおバカな演出
わかりやすく、短時間で終わる。
(バージョン1.0、ゲームキャストトシ)
アプリリンク:
ママにゲーム隠された (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)