圧倒的なワクワク感! 『電車でGO!!』発表会に呼ばれた私が見たもの、感じたこと
「電車でGO!! と連動する新作スマホゲームがあるので、きてくださいね」
と、スマホのゲームサイトであるゲーキャスが、アーケードの『電車でGO!!』発表会に呼ばれたのが1週間前。
行ってみたら完全にアーケードゲームの発表会で、少し騙されている感を感じたりもしていた。が、発表会が終わって、筐体に乗り込んでみると……おおお、こいつはすごい!
この感動ッ!書かずにはいられないッ!!(手のひら返し)
ということで、新しい『電車でGO!!』の筐体に乗り込んで感じたことを、ゲーキャスの主観でお伝えする。
まず、会場に入って筐体サイズに圧倒された。ガンダムのポッドよりでかいではないか!
本田のフィットとか、豊田のビッツとほぼ同じサイズになっているという。このサイズの筐体になると、入るだけで楽しい。というか、早く入りたい。
▲かなり設置場所を選びそうだが、大きな箱はそれだけで楽しい。製品版では、左右の扉が開く予定だとか。
そして、ワクワクしながら大きな筐体に足を踏み入れると、そこには別世界が広がっている。
55インチのメインディスプレイと、41インチの左右のサブディスプレイは、圧倒的な存在感。ゲームセンターに存在する大型ライド筐体の2歩ぐらい上を行く臨場感。
さらに、51インチモニターの下に20インチの計器表示タッチパネル。これを採用することで、車両が変わったときに計器類もその車両のものに変更できるのだ。
合わせて、全4画面筐体!
同じタイトーの『ダライアス』が3画面筐体を採用したときに驚いたが、それ以上の変態(良い意味で)仕様。
ダライアスの次回作は天井と床にもモニターをつけて5画面を期待せざるを得ない。
こっそり足下にペダルもついていた。これも、運転時に使えるのだろう。
ゲームのすごさはそこだけなじゃい。もう方々で言われているが、スクウェア・エニックス、ヴィジュアルワークス部監修のグラフィックは、圧巻。
筐体内に入って見た光景は、まさに見慣れた山手線の景色!
上の画像はプレス向けのものだが、実際に目で見た映像はそれ以上によく見えた。
というか、iPhoneで写真撮影してもこの通り。ごまかし一切なし。どえらいグラフィックだ。
▲枕木やレールがきれいすぎるかな……とは思う。
右画面。手すりのテカり、草の生え具合まで納得の見栄え。
、左側の画面。いつも見ている砂利、すすけた壁。
本当に、電車の窓から景色をのぞいているような迫力。この映像が、座ったときの感動を生む。グラフィックに関しては、タイトーの皮を被ったスクエニ。
タイトーの誇る変態アーケード筐体(良い意味で)、そこにスクエニのグラフィックが加わり、間違いなく過去最高の『電車でGO!!』になることが予感された。
これが、乗客、時間、季節によって変化するというから楽しみでならない。
ここまでの話をまとめると、筐体がでかいから足を踏み入れるだけでワクワクするし、入ってみると目の前に電車の窓ぐらいでかいモニターがあって、リアルな風景が映されるというだけ。
「物理攻撃力を上げて、殴る」ぐらい単純な話なのだが、1発でプレイヤーをKOするほど物理攻撃力(筐体の大きさと迫力)が高いわけだ。
なお、質疑応答中に「VRに対応しないのか」という質問もあったが、この大きさ、このリアリティとなるとこの筐体自体が一種のVR装置であり、その必要はないように感じられた。
(もう1つ言うなら、店に置くことを考えれば外からゲーム画面が見られないとディスプレイ上問題なので、ヘッドマウントディスプレイを利用するVRは適さない)
▲筐体の上には、車両番号も。アーケード4作目で40、筐体の試作回数が4回だから400になっているという。
それに加えて、今回はストーリーが盛り込まれる。
雪の日にセンター試験の受験生を乗せ、センター試験に間に合うように電車を運航するとか、ランドマークを通る際、観光客が乗っていたら、少し速度を落とすことで観光客が喜ぶとか、そういった要素が入ることで、日々の生活を支える運転士の生活を体験できるという。
同系列のゲームで言うなら、バス運転シミュレーター『東京バスガイド』でこういった仕組みが盛り込まれており、ストーリーを通じてバスを定刻通り運転することが、人々の生活を支えていることが実感できた。
バスと電車でかなり勝手は違うと思うが、楽しみな要素だ。
また、筐体には4台のスピーカーが配置されており、サラウンドの迫力あるサウンドが実現されているとのこと。
電車に乗る人々の会話が、運転席の背後から聞こえてくるとか、そういった演出にも期待したいところだ。
▲もちろん、サウンドはZUNTATA。そっちも期待してます。
ゲームは水物で、出てみるまで本性は分からない。だが、現在のところ、ゲーキャスにとっては史上最高の『電車でGO!!』になる予感しかしない。
久々に、筐体とビジュアルと、内容で「ゲームセンターに足を運びたい!」と思えた。出たら、絶対に1回はやりたい。
ちなみに、1つ前のワクワク筐体ゲーはダライアスバーストAC、その前はバーチャロンである(偏っているとか言わない!)。
タイトーさん、ロケテにも呼んでくださいね!(ごますり)
リリースは2017年春。その前にロケテストなども予定しているとのことなので、続報を楽しみに待とう。
次の情報は1週間後……つまり、2016年8月15日(月)ぐらいともポロリと漏らしていたので、そのあたりに何か出るかも知れない。
最後になるが、今回呼ばれた本題にも一応触れておこう。
今回、『電車でGO!!』との連動するマッチパズル『連結!電車でGO!!』もスマホ向けに合わせて発表されていた。
世界最小級ブロック「nanoblock」を販売するカワダ、運行情報サービス「乗換案内」や,雑誌「鉄道ファン」とのコラボレーションも予定されているとのこと。
電車を連結するというのは良いし、nanoblockとコラボするからブロック……というのは分かる。
スマホゲーにも、もう少しワクワク感が欲しかった。せっかくリアルな『電車でGO!!』と連動するのだから、いろいろな駅を巡る位置ゲー『駅メモ!』のような位置ゲー、旅ゲーが良かったと思ってしまうのは欲張りだろうか。
とはいえ、このアプリに関してもまだ情報が少ないので、今冬とされるリリース前にきっとワクワクする仕掛けが発表されるものと期待したい。
関連リンク:
電車でGO!! 公式サイト|株式会社タイトー