『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲』などのプロデューサーを務めた五十嵐さんが新作『Bloodstained: Ritual of the Night』が発表した。
開発は『Mighty No. 9』『蒼き雷霆ガンヴォルト』を手がけたインティ・クリエイツ。
音楽は悪魔城ドラキュラシリーズに関わった山根ミチルさん。
同時にKickstarterでの資金募集が始まった……と思ったらわずか1時間で目標金額を集め、8時間でストレッチゴールをすべて達成。
悪魔城ドラキュラのスタッフ+面白いアクションに定評のある開発会社のタッグにゲーマーたちが惜しみない支援を送っている。
本作は、悪魔城ドラキュラを思わせるゴシックホラーアクション。
科学と魔術のせめぎ合う狭間の時代を舞台としている。
18世紀終わり、急激な科学の進歩は魔術を非科学的なものとして世界は物質的なものに傾倒していった。
科学と魔術を融合させた研究でその地位を確立していた錬金術ギルドは、自分たちだけが持つ利益を失うことを恐れて精神世界を失うことは悪魔を呼ぶことだと流布する。
しかし、それでも止まらない科学の進歩は錬金術師たちを暴走させる。
身よりの無い子供たちを集め、魔力と融合する魔道人間を作りそれらを生贄に地獄をこの世に召喚を試みる。
実験は成功するものの、その1年後ギルドは突如壊滅する。
それから10年の時が流れ、その跡地に巨大な魔力と共にまがまがしい城が現れる。
キャラクター(プレイヤー):ミリアム(Miriam) 18歳
錬金術師に拾われ、幼い頃から錬金術による秘術をその身体に施された子供の一人。
秘術の影響で10年間昏睡(時が止まった)状態だった。
そのため地獄召喚の儀式には駆り出されなかった。
昏睡期間時が止まっていたことと長い昏睡状態のため記憶が曖昧になっている。
あまり口数は多くなく、自分の意思を持っている女性。
若さゆえに直情的な部分が見えることもあるが頭は切れる。
孤児でつらい思いをした過去から自分の仲間が人々に不幸をもたらしていることに心を痛めている。
キャラクター(敵):ジーベル(Gebel) 30歳Kickstarterの動画では、「探索型の2Dアクションゲームはビジネスにならない」とメーカーから出せなかったことを訴えているが、ゲーマーたちの熱はそんな心配を吹き飛ばした。
かつて地獄召喚の生贄とされ、唯一生き残った男。仲間と自分の復讐のためギルドを滅亡させる。
復讐は果たされるが、同時に自分が人でないことを理解し、この世に自分の居場所を作る為に地獄から城を呼び出す。
本当はミリアムの居場所を作る為に城を構築しているのだが、結晶の侵食により当初の目的を忘れている。
城を起点にこの世に地獄を侵食させようとしている。
悪魔の力を取り込んだ結晶に侵食されており、身体の半分は結晶化している。
人類への復讐とミリアムの同胞化をたくらむ。
記事執筆を開始した時点で目標$850,000に対して$900,000の出資があったのだ。
すぐさま$1,250,000のストレッチゴールが追加されたが、12:20時点で出資は$1,015,332となり、その達成も時間の問題だ。
この熱狂がどこまで届くのか。注目して見守りたい。
なお、対象プラットフォームはPC/Mac/Linux/Xbox One/PS4。
質問サイトはスマホ対応していたが、ゲームは別のようだ。
関連リンク:
Bloodstained: Ritual of the Night by Koji Igarashi — Kickstarter