2015年3月4日、米Unityはゲームエンジン「Unity」の最新バージョン「Unity 5」の製品版配信を開始した。
昨日Unreal Engine 4が無料化(開発環境のみ)して話題となったが、Unityも負けてはいない。
Unity 5には無料のPersonal Editionと有料ののProfessional Editionの2つのバージョンがあるが、Unity 5のPersonal Editionには「Unity 4」では有料だった機能もついてくるのだ。
Unity 5は圧倒的に進化している。
マルチプラットフォーム対応がさらに強化され「Oculus RIFT」、「Web GL」、そしてiOSのグラフィックを強化する「Metal」に完全対応。
64bit環境にも対応する。
また、リアルタイムの大局照明など最新の機能が付加されてゲームグラフィックもよりリッチに進化。
3DゲームにおけるUnity独特のくせを指して「これ、Unityっぽい」などと言われることもあったが、もうそれもなくなるだろう。
プロモーション動画を見ると、その進化のほどがよくわかる。
なお、今回からはPersonal Editionでも物理ベースレンダリングなどの機能が使えるので、単にエンジンを使ってゲームを作るだけならPersonalもProfessionalも変わらないものを作れるようだ。
では、Professional Editionはなにが違うのだろうか?
それは、開発環境を支援するサービスの差になるようだ。
Professional Editionには、Personal Editionのすべての機能に加えてTeam Licenseが標準搭載され、クラウドベース開発支援ツールUnity Cloud Build Pro、Analytics Proなどの1年間無料アクセス権、Unity Analytics Proなどの開発支援ツールが付属する。
Professionalバージョン専用のアセット優待セールなどもあるそうだ。
なお、Professionalは2015年5月1日から194,400円(税込)で販売されるが、Unity 5発表記念で4月30日までは162,000円(税込)で購入できる。
気になる方は早めに買っておこう。
関連リンク:
Unityの最新バージョン Unity 5を公開(公式)