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コピーゲームは去れ!App Storeの検索ロジック変更で、コピー系アプリ業者が検索にかかりづらくなった模様。

オリジナルのゲームを作るよりも、人気のあるゲームをコピーして、見た目だけを変えたクローンゲームを作った方が手堅く儲けられる。
これは、App Store の常識だった。

しかし、その状況も変わるかもしれない。
海外の広告ネットワーク Tapdaq によると、Apple は App Store の検索アルゴリズムを変更し、クローンアプリへの検索流入を少なくしているらしいのだ。

テストはクローン系アプリの開発会社6社(名前は明かされていない)を対象に、App Store のセッション数1,000万回以上を分析しておこなわれた。
測定機関は8月の最終週から、9月の初週にかけて。

結果として、すべてのクローン系アプリ開発会社は App Store でのアクセスが減り、5%〜17%ものアクセス減が見られた。
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Tapdaq の分析によると、この下落幅にはアプリのレビュー数が関わっているという。
品質の良いアプリを出すメーカーはレビュー数が多く、下落が食い止められる傾向がある。
逆に品質の低いアプリを出すメーカーはレビュー数が減り、流入も大きく減るようになっているという。
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この分析が正しいにせよ、正しくないにせよ、Apple がクローンアプリに不利に働くような修正をしたのは間違いなさそうだ。

iOS 8 では、ユーザーのトレンドや編集者のおすすめなどが検索に追加され、クローン系アプリや品質の低いアプリはさらに厳しくなっていくだろう。
Apple の品質を大事にする姿勢は(それが独善的なこともあるが)他のプラットフォームにはないもので、個人的には行きすぎない限り大歓迎だ。

ただし、元の記事では「自分たちのプラットフォームを使用している中で、検索誘導が落ちたアプリのグループがあった」ということと、記事のタイトルである「Appleがクローンアプリの対策をとったと思われる」ということしか告げていないので、レビューが悪いアプリの検索誘導が減った可能性も残されていることを最後に書いておきたい。

2014/9/16 16:20:
Kan Kikuchiさんの指摘を受けて最後の文面追加。指摘感謝!
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