カプコン、アイルーでバザールなど5タイトルのサービス終了を発表。
先日『Dragons Dogma Quest』のサービス終了を発表したカプコンが、新たに5タイトルのサービス終了を発表した。
終了となるのは『ブレイドファンタジア』、『オトレンジャー』、『完乗!全国鉄道の旅』、『忍者アームズ』、『モンハン商店 アイルーでバザール』の5タイトル。
いずれも2014年10月14日をもってサービス終了となる。
これはネガティブなニュースかというと、そうでもないと思う。
むしろカプコンが良い方向に変わる前兆に感じられる。
正直、今までカプコンの基本無料ゲームは「時代遅れ」「微妙」であった。
「ゲームっぽいけど実質ポチポチ」「なんか頑張っているけど面白くない」「流行が終わってるジャンルのゲームを出す」など、あえて取り上げるほどの内容を感じられなかった。
それらの失敗の上で、TGS2013に展示された『モンスターハンタースマート』をプレイしたとき、「ああ、また失敗するんだな」としか思えなかった。
▲実質ポチポチゲーでござった…。
だが、その『モンスターハンタースマート』は延期され、新たに作り直されることが発表された。
(詳細→モンスターハンタースマート、名前を『モンスターハンター エクスプロア』と変更。最新のスクリーンショットも公開。)
この過程で、カプコンの中で体制や意識の変化があったのではないだろうか。
今回のサービス中止も、商売的に失敗したものを切るだけではなく、新しい体制でやり直すための一歩のように感じる。
ということで、ゲーキャスとしては新しくなった(かもしれない)カプコンの『モンスターハンターエクスプロア』を楽しみに待つつもりだ。
最後に、サービス停止が発表されたゲームの感想を記して結びとしたい。
「ロードが長くてやってられん!」
ブレイドファンタジア (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
すごい3Dグラフィック!
でもロードとかすごい長くてやってられない。
まさか、ときを経てFFアギトで同じ感想を抱くとは思わなかった。
「そこに人はいなかった」
完乗!全国鉄道の旅 (itunes 基本無料 )
列車の写真を集める鉄道マニア向けのポチポチゲー。
バカゲーテイストがウケるので個人的にはアリだったが、鉄道マニアの需要を掘り起こせなかったようだ。
マーケティングに失敗した系…というか、出す方も「ウケたらラッキー」と思っていたように感じる。
「コンテンツ不足」
モンハン商店 アイルーでバザール (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
アイルーを集めて村を作る、バトル&村作りゲーム。
キャラゲーとしてわりきって作られており、今回終了が発表された中では、作りは良かったと思う(欲を言えばあと一ひねり欲しかったけど)。
すぐにやることがなくなってしまったので、どんどん人がやめていった印象。
「コンテンツ不足」
忍者アームズ (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
水滴パズルをパズドラ系のゲームにしたゲーム。
アニメーションがふんだんに投入されて豪華感はあったが、ゲーム部分はまあ普通。
サービス開始後の数ヶ月、ステージやイベントが豊富に提供されなかったので続けられなかった。
あとは、硬派系で押していたので女性キャラクターに魅力がなくてキャラを買う人々を引き寄せられなかったのも敗因と思われる。
「癖がありすぎ」
オトレンジャー (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
リズムゲームで遊ぶパズドラ系。
リズムゲームは短くて楽しみきれず、かといってバトルの出来がいいかというとそうでもなく…悪くはないけど微妙という立ち位置になってしまった(そして、そんなゲームは売れない)。
また、独特の癖があって、難しくてチュートリアルを突破できないプレイヤーが多かったのも追い打ちをかけた。