Touch Arcade の記事によると、Apple は広告に関する規約を厳密に運用し始めたようだ。
以前から「アプリダウンロードを促進するために、ゲーム内アイテムの提供を行う行為の禁止」という規則があったが、これを理由にリジェクトされたアプリが出現し、話題を集めている。
厳格にこの規約が運用されるとどうなるのか考えてみよう。
ヘイデイでは、動画を見ると課金アイテムのダイヤモンドが手に入る。しかし、報酬を与えて広告を見せているのでアウト。
訂正:
記事の公開時、「規約を発表」とありましたが、「すでにある規約を厳密に運用し始めた」の誤りでした。
申し訳ありません。
調べ直した詳細についてはこちらをご確認ください→Appleのアプリ内広告などに関する規約厳格化の続報。すでにリワード付き広告のリジェクトを実施中。
また、Twitterで共有するとスタミナが回復する、などの仕組みもアウト。
これからのシェア機能は、ユーザーが自発的に、ゲーム内アイテムなどの提供なしに行う必要がある。
広告で収益を得ていた無料アプリの中には、成り立たなくなるものもあるかもしれない。
さらに、大規模なメーカーにも大きな影響を与えるだろう。
セガのノアパスでは、参加企業のアプリをDLするとそれぞれのゲームのアプリ内通貨がもらえる仕組みがある。
モンスターストライクでは、AppBankのモンスト攻略アプリをDLするとアプリ内通貨のオーブが手に入った。
こういったブースト系の手法も禁止にはいると思われる。
そして、LINEゲーム。
すでにプレイしている友達にスタミナを送ることはできるが、プレイしていない友達に「プレイしてスタミナを送って」というのはNGになるかもしれない。
現在の無料アプリランキングは、リワードランキングとなっていてあまり参考にならない。
そのランキングを是正する今回の修正は個人的には歓迎なのだが、1つだけ大きな疑問が残る。
結局のところ、一番ランキングをいじっている「アプリをダウンロードしてitunesカードをもらおう!」系のアプリがストアで幅をきかせていることだ。
先にこちらの対策をしてもらいたいところだが…。
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