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1996年に発売され、個性豊かなキャラクターたちの掛け合いと、テンポ良く楽しめることで人気を博した『戦国ブレード』がスマホに登場した。
リリースしたのは韓国のMOBIRIXというメーカーで、ストアの説明文の日本語が怪しいのでイリーガル感あふれている。
しかし、海外版の戦国ブレードを基本無料にして正式にアレンジ移植した作品で、無料としては遊べるゲームだ。
あらかじめ書いておくが、このゲームはそこそこ遊べる移植であって、完全移植ではない。
翻訳の手間を考えたためか、キャラクターの会話やエンディングはカットされていて、キャラの魅力の面白さはごっそりなくなっている。
また、ゲーム中の映像比率がおかしくて横に少し長くなっていたり、音が止まることがあったりと、粗もかなりある移植だ。
基本無料になったので「こより(海外名MIKO)」と「翔丸」以外は課金での解放となり、キャラ選択時のボイスもない(ゲーム中のボイスはある)。
また、一部のキャラクターは衣装が替わっている(詳しくはこちらへ→戦国ブレードがせっかく移植されたのに、おっぱいが見えないだけで騒ぐゲーマーの見苦しさ)。
![matome_1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230531/20230531132116.jpg)
ただし、面白さが台無しかというとそこまででもなく、シューティングゲーム部分はそこそこ遊べる形で移植されている。
基本無料となると敵が異常に固くなったりするが、戦国ブレードはオリジナルのまま。
ボスに少し撃ち込むとパーツが壊れ、ダイナミックに変形して攻撃パターンが次々と変わるテンポの良い展開は健在だ。
![sengokublade_10](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230531/20230531020409.jpg)
敵の攻撃も激しすぎず、理不尽に速い弾もなく、気持ちよく万人が楽しめる難易度になっている。
1周目をクリアすると難度の上がった2周目が始まるので、シューティング好きもきっちり楽しめる。
![sengokublade_11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230531/20230531055153.jpg)
スマホ移植というと気になる操作性も、及第点には達している。
自機の移動は指の移動に合わせて動く相対タッチ方式になっており、反応も良好。
指の置き場がないので指で画面が隠れてしまうのが気になるが、オプションでボタン位置を変えるとそれなりに遊べる。
![sengokublade_04](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230531/20230531004837.jpg)
ショットに関してはオートショット形式に修正されており、やはりスマホ向けになっている。
元のゲームはショットボタン押しっぱなしで強力な溜めショットが使えたが、こちらは一定時間ごとに【溜めショット】ボタンで撃てるようになっている。
元のゲームでは溜めショットを使うためにショットを打ちながら溜めショットも使えるようになったので難易度は下がっている。
![sengokublade_05](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230531/20230531220352.jpg)
ボムはオートボムではなく、手動のみ。
このゲームのボムはボタンを押してから時間差で発動し、無敵にはならないのでオートボムにしないのは原作リスペクトということで良かった。
![sengokublade_06](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230531/20230531104642.jpg)
原作と大きく違うのは2Pキャラの扱いだ。
2Pはゲーム内通貨を支払うと出撃させられ、自機の周りを飛び回る無敵のオプションとして使える。
敵弾にぶつかっても死なないので、2Pを盾にして進む別ゲー…もしくはイージーモードとして楽しめる。
![sengokublade_01](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230531/20230531222437.jpg)
▲ある意味、イージーモードとしてプレイヤーの幅を広げていると思う。
結局、形が変わってもテンポよく遊べて動きが豊富な名作シューティングが元になっているので、プレイすれば楽しい。
キャラクターにこだわらなければ課金圧力もなく、スタミナ制でもないので無限にプレイでき、お得なゲームだ。
ゲームを1周すると課金通貨がボーナスでもらえるので、腕を磨けば好きなキャラを解放することもできるだろう。
![sengokublade_03](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230530/20230530223741.jpg)
ただ、懐かしの日本製のゲームが、昔のまま日本語版で遊べないのは少し寂しさを感じてしまう。
特に、このゲームは高校生の頃「シューティングは難しい」と敬遠していた自分が、シューティングにはまるきっかけになったのでなおさらそう感じてしまう。
思い出のゲームが、思い出のまま遊べないのはやはり悲しい。
評価:2.5(価格通りに楽しめる)
課金について
キャラクター解放、ゲーム内通貨購入
おすすめポイント
![](http://gamecast.jp/hp/shared/images/common/plus.png)
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気になるポイント
![](http://gamecast.jp/hp/shared/images/common/minus.png)
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(バージョン1.0、GCドラゴン)
アプリリンク:
戦国ブレード (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay 基本無料)