スマホ版 ドラゴンクエストVIIIを買う前に要確認!操作は快適?ロード時間は?気になる点を総まとめ
今まで携帯でできるFFやドラクエといえば、ファミコンかスーパーファミコンのシリーズだった。
が、ついに PS2 の『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』が携帯でプレイできる日がきた。
しかし、PS2 の性能をフルに使ったゲームが果たして快適にスマホで動くのだろうか?
そして、ドラゴンクエストの時のようにイマイチな操作性・内容になっていないだろうか?
PS2 でドラクエ8をクリアしている自分が、3時間ほどプレイした感想をお届けしよう。
そもそも、もう9年も前にリリースされたドラクエ8が、2800円で購入するほど面白いのだろうか?
世界観はしっかりドラクエとして楽しめたし、ゲームシステムとしてもプレイヤーの使いたい武器やプレイスタイルにあわせてスキルを習得していくカスタマイズ要素も楽しめた。
▲今回は取得スキルが簡単に確認できるように親切になっている。
いきなり「なにかRPGをしたい」だけなら強くおすすめはしないが、ドラゴンクエストが好きなら2800円の価値はあると思う。
少なくとも、自分はプレイして、クリアするまで楽しめた。
では、そのゲームの移植について。
一番気になる操作はかなり快適と言っていい。
固定の8方向キーは操作しやすく、キャラがスムーズに動く。
▲コントローラーは左、真ん中、右の三箇所を切り替えることができる。
3Dになったので視点の切り替えを行わないと見づらい場合はあるが、それは元祖も同じ。
それも建物が密集している街中以外ではあまり気にならない。
▲視点の切り替えは画面のカメラアイコンがあるラインをスライド。
スマホ移植に当たって自動で前に歩き続ける「オートラン」システムを搭載しており、慣れればオートランしつつカメラを移動させる操作だけでかなり快適。
町の人との会話や、宝箱の取得などの操作にも問題はなく、概ね良好と言っていい。
▲オートラン中は画面ほぼ全体がカメラ移動になるので操作が楽。
見た目に関してはPS2版と比べても見劣りはしない。
それどころか解像度が上がった分綺麗になったようにも思える。
また、縦画面になって視界が狭くなる対策として、カメラが引いたアングルになっており、視界の窮屈さもあまり感じない。
その上で画面右上にミニマップがつき、迷うことはまずない。
この辺りはかなりよくやっていると思う。
しかし、カメラが引いた影響として元のゲームに比べて常にキャラが小さく表示されているのがかなり気になる。
特にバトルでは露骨にキャラクターが小さくなり、ゲームの迫力では劣ってしまっている。
ゲームをプレイする上で支障はないが、「ああ、横に対応していたらなぁ」と残念でならない。
▲スライムが豆粒!
動作については iPhone5 以上であればそれなり以上に動く。
iPhone4s は一応プレイできることになっているが、動きのカクツキがはっきり気になるし、ロード時間も長い。
iPhone4s や iPad2 などのユーザー素直に諦めて、機種変更してからプレイした方がいい。
事前に公開された動画で「長すぎる!」と噂になったロード時間に関してもかなり改善されており、 iPhone5ではフィールド画面からバトル画面への切り替えて動けるまでが約5秒、バトル終了からフィールド画面へは約3秒。
PS2版よりは少し長いが、充分プレイできる範囲なので安心して欲しい。
▲だだし、スマホ版はバトル時のテンポが少し悪い気もする…。
ゲームバランスについては厳密に比べたわけではないが、序盤については原作と同じような印象をうけた。
▲油断していると全滅するゲーム機バランスのまま。
セーブ方法は街の教会で行うセーブとフィールドで行う中断の2通りに加え、戦闘の後と画面の切替のタイミングでオートセーブが行われ、不意のタイミングでゲームが終了してもでるようになっている。
迫力が劣るものの、ドラクエ8が快適に遊べて「スマホできっちりドラクエ8が遊べている…スクエニやるじゃん!」というのが、序盤の感想。
少なくとも序盤3時間をプレイした限りでは、家庭用ならではの内容とドラクエのテイストが移植されている。
何より、冬の寒い時期に布団に入ったままドラクエ8ができる!
それが嬉しい。
2013.12.12 11:00修正
記事を出した当初、「オートセーブがない」と書いておりましたが、オートセーブ機能はありました。
申し訳ありません。
アプリリンク:
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 (itunes 2800円 iPhone/iPad対応 / Google Play 2800円)
動画: