iPhone5s&iPhone5c の性能比較&予想。メモリはどちらも1GBか。
本日深夜2時より開始されたアップルの発表会にてiPhoneシリーズの最新機種iPhone5cとiPhone5sについての発表が行われた。
新機種の予約は9月13日から、販売は9月20日ということで、両機種のiPhone5との性能をiPhone5との違いを交えつつ簡単にまとめてみた。
iPhone 5cはiPhone5のモデルチェンジで5色のバリエーションが用意されている。
cはおそらくCheap(安い)のcだろう。
CPU、ディスプレイサイズなどほとんどの点でiPhone5と変わらない。
連続待ち受け時間が250時間、LTEで通信時間10時間、形状が変わって重量が132gと20g重くなったりと、細かいところでは変更があるが概ね変わらない。
大きいのは通信機能が強化され、800Mhz帯のLTEが受信できるようになったところか。
これでLTEサービスの通信範囲がAndroidと同等になるはずだ。
16/32GB版のみが発売され、2年縛りで価格が16GBで99ドル、32GBで199ドルと発表されており、安くiPhone5が手に入るというイメージだ。
メインメモリが512MBになるという予想があるが、おそらくそれはない。
現状、iPhoneの弱点はメモリ不足であり、画面サイズを大きくしてメモリを据え置きにしたiPod touch 5Gのアプリが落ちやすいことを考えると、512MBでは明らかに足りない。
iOS7が載ってより処理が重くなるところにメモリを少なくすることはまずできないだろう。
価格が安いからメモリが減るという話があるが、同じ性能で1年以上立てばそれ相応に製造コストが下がっているのでそこで相殺しているはず。
2年縛りで99$というのは、そもそも同じ性能のAndroidとさして変わらない価格だ。
続いてiPhone 5sの性能を確認してみよう。
本体の大きさやディスプレイサイズ、解像度はiPhone5と同様。
カメラは8メガピクセルでiPhone5と同じだが、レンズ部分が改良されてF2.4からF2.2へ集光性能が上昇。
LEDフラッシュから2種類のLEDを搭載しており、フラッシュの光をより自然な色合いに調節する機能も。
バーストモードで1秒間に10回の撮影が可能となり、動画は720PのHDで120fpsの撮影が可能。
デジタル手ブレ補正機能も搭載している。
ハード・ソフト両面から強化されてカメラは大幅に良くなっている印象。
独自の機能として指紋認証システム搭載。
どの角度から触っても認識してくれ、iPhoneのロックを解除するだけでなくAppStoreの購入も指紋認証でパスワード入力をパスできる模様。
寝ている間に手を取られ、ロックが他人に解除される悲劇が発生する予感。
続いてゲーマーが気になるグラフィックやCPUの変更。
CPUは新型チップのA7となり、64bitCPUに進化。
公式発表によると32bitCPUと互換性の心配なく、処理性能とグラフィック性能がA6は2倍になったとのこと。
OpenGL3.0 ESにも対応し、より開発が容易になるようだ。
性能に関して言えば、Appleの発表が誇大だったことはないので2倍は信じてもよさそうだが、CPUについては64bit対応プログラムの時2倍なのか、それとも通常時で2倍なのかが気になるところ。
なんにせよ、同時に発表されたInfinity Blade IIIがその性能を見た目で語ってくれるはず。
これを楽しみに待とう。
さらにサブCPUとしてM7を搭載。
今までは通常のチップに割り当てられていたジャイロセンサーやコンパス、加速度センサーなどの処理をM7が独立して担当することで、A7チップの負担を軽減して動作を安定させる仕組みだ。
ゲームには直接使うことはできなさそうだが、ジャイロを使用したゲームは少し助かるだろう。
発売価格は2年縛りで16GBで199ドル、32GBで299ドル、64で399ドル。
日本での価格は不明だ。
iPhone 5sについてもメインメモリは発表されていないが、おそらくここはiPhone5cと同じく1GBと予想する。
理由は勘(すみません…)。
Infinity Blade 3の映像を見たところ、「iPhone5s完全対応」という割にはテクスチャが粗いままだったので、おそらくメモリが多くなっていないことが予想される。
正直、100$(1万円程度?)の差でiPhone5sにできるのだから、iPhone5sにしない手はないように見える。
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