Warhammer Quest(Ver1.0) 450円 iPhone/iPadの両方に対応
課金:追加キャラクター(250円)、追加マップ(450円)
開発:Rodeo Games
評価:3.0(面白い)
+ オーソドックスに楽しめるバトル
+ 戦って、アイテムを手に入れて強くなるパワーアップの楽しさ
+ ファンタジー感あふれる雰囲気作り
- ランダムエンカウントなどのイベントが理不尽に感じることも
- 移動や演出が面倒に感じることもある(早送りがほしい!)
- iPhoneだと文字が小さい
イギリス発、剣と魔法、混沌のTRPG『ウォーハンマーRPG』を元にしたハック&スラッシュのダンジョン探索SLGが『Warhammer Quest』だ。
ファンタジーRPGやTRPGゲーマーならばこれを目の前にやらない手はない。
嬉しいことに敵を倒してアイテムを手に入れて強くなる、オーソドックスなバトルゲーとしてもしっかりできていて、バトルRPGしたいゲーマーもじっくり楽しめる。
英語のみというのが難点だが、誰でもプレイできるように基本的なところも含めて解説しつつ紹介して行きたい。
ゲームの基本はオーソドックスなターン制バトルSLG形式。
プレイヤーはダンジョンを探索し、手番毎にキャラクターを移動させてダンジョンを探索していくだけ。
▲キャラクターをタッチするだけで簡単に移動させられる。
ダンジョンに挑む冒険者はMarauder(略奪者、攻撃的戦士)、Wood Elf Waywatcher(エルフのレンジャー)、Dwarf Ironbreaker(ドワーフの精鋭戦士)、Grey Wizard(灰色魔術師、攻撃と回復両方可能)の4人。
それぞれ特徴があり、使い分けはなかなか楽しい。
▲追加課金でキャラは増やせるが、ダンジョンに挑めるのは4人まで。
ダンジョンを移動していくとどこかで敵と遭遇し、これまたタッチで移動して目標を定めて攻撃していく。
非常にシンプルな内容だ。
射撃ができるキャラクターならば、敵をダブルタップすると移動せずに射撃攻撃してくれる。
▲なお、攻撃したターンは移動できなくなるので、移動してから攻撃しよう。
ちょっとわかりづらいのが魔法やアイテム、スキルの使い方。
アイテム・スキル・魔法は画面下の部分に表示され、複数のアイテム・スキルを持っている場合はその部分を上にドラッグすると一覧が表示される。
▲ほとんどのアイテムやスキル、魔法はターンを使用しないので強力!
さらに魔法は特殊で、毎ターン最初に“Winds of Magic”という数字が決定され、それが通常のRPGでいうところのMPとなる。
これは残しても次のターンにはリセットされてしまうので、使いきったほうがお得。
▲敵の奇襲を受けると0になるので、緊急時には全く役に立たない。
最後に死亡。
このゲームではHPが0になると動けなくなるが、次のターンが終わるまでに回復してやると何事もなかったかのようにまた戦闘に参加できる。
▲できる限り回復アイテムを確保しておこう。
特殊ルールはこれぐらい。
基本的には敵から攻撃されづらい位置を確保して、普通のSLGのように戦えばOKだ。
もうここまで読んだ方なら誰でも楽しめるだろう。
ただし、注意しなければいけないのが“ランダムエンカウント”(奇襲)。
戦闘中だろうが、探索中だろうが、ターンのはじめに一定の確率で敵がやってくる。
戦闘中にこれが発生すると悪夢。
下のスクリーンショットは、上のものの次のターンに奇襲が発生した図。
戦いやすいところに陣取っていたはずが、いつの間にか囲まれている地獄絵図だ。
▲この後全滅しました。ペナルティないからいいけど。
このような困難を乗り越え、無事に敵を全滅させるとハッキングタイム。
ほぼ必ず1つはお宝が手に入り、場合によっては魔法のアイテムなどもゲットできる。
最近の基本無料ゲーのように「魔法のアイテムは有料でね!」という事がないので、まれに超強力アイテムも落ちる。
宝を手に入れたら、iPhoneを縦に傾けよう。
するとアイテムモードに入り、キャラクターにアイテムを装備できる。
装備に関しては武器は1つ、カブトは1つという普通の制限があるほか、アイテムのレア度による制限がある。
アイテムは緑(コモン)・青(アンコモン)・赤(レア)と3種類あり、1人のキャラクターは特定の種類のアイテムを4つまでしか装備できない。
つまり、レアな装備を手に入れてもそれだけで固めることはできないので注意。
▲理屈はわからないが、コモンアイテムで使い勝手のいいものも重要なのがいいところ。
そして、ダンジョンの奥にたどり着くとクリア。
経験値が手に入るほか、ダンジョンによっては特別なお宝も手に入る。
▲死んだ仲間は復活するが、そのダンジョンでの経験値は手に入らない。
で、街に行ってお宝を売り払ったり、装備を購入したりして、またダンジョンに出かける。
経験値が溜まったキャラクターはお金を払ってトレーニングするとレベルアップして強くなる。
ひたすらそれの繰り返し。
▲ムービーでペーパークラフト調に街表示される街の演出もいい。
クエストにはメインとサブが存在し、メインクエストを攻略していくと最後にすごいお宝が手に入る。
一応、クエストの分岐とかあるのだが、あまり気にしないで選択しても大きな支障はないようだ。
基本的にはダンジョンを移動してバトルしているだけなので困ることはあまりない。
なので、英語がわからなくても安心すべし(ストーリーがあるので、読める人は読もう)。
▲行き先を選ぶと、そのダンジョンで待っているものも表示される。ほしいものがある場所に行こう。
課金要素は追加キャラクターと、追加シナリオ。
追加シナリオを購入すると新たな敵が出現し、追加の街へ行けるようになる。
また、難易度は3段階から選べるので簡単に生きたければイージーにすればいいので、敵が強いので購入する…というような課金の強制はない。
難点を上げるとすれば、iPhoneでは文字が小さかったり(iPadならまあOKだ)、慣れてくると演出が長すぎるように感じるところ。
特にストーリーをわかっていないと淡々と進む感があるので、辛い人はいるかもしれない。
だが、オーソドックスなバトルSLGをひたすら続け、どんどんキャラを強化していくというところは根源的な面白さがあるのでハック&スラッシュ好きのプレイヤーは是非試してみてほしい。
フィギア&ウォーゲームな昔なつかしの雰囲気も再現されているので、ウォーハンマー好きにもおすすめだ。
アプリリンク:
Warhammer Quest(itunes 450円 iPhone/iPadの両方に対応)
動画:
ちょこっと攻略
キャラクターを強化していくとき、何と言っても重要なのは装備の選択。
で、ゲーム中の装備の基本的なデータを紹介しておきたい。
+◯ MAX Wounds = 最大HPが◯増加
Damege 8 -12 = 主に武器の表示、8〜12ダメージを与える。
Strength = 攻撃力。この値がそのまま相手に与えるダメージにたされる。
Weapon Skill = 接近攻撃の命中率
Balistic Skill = 遠距離攻撃の命中率
Melee Attacks = 1ターンに行える接近攻撃の回数
Ranged Attacks = 1ターンに行える射撃攻撃の回数
Toughness = 防御力。ダメージからこの値が引かれる。
地味なアイテムが多いが、これを理解して装備を適切に装備させると、おどろくほど強くなる。
下手になんとなくバランス型にするより、Toughnessなどを上げまくって防御力を上げたり、と役割を分担したほうが強くなるぞ!