タイトル | Horn™ |
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ジャンル | アクションRPG |
価格 | 600円 |
アプリ内購入 | コスチューム、ゲーム内通貨購入 |
日本語対応 | あり |
Zynga | Version:1.0 | GameCenter:なし | 対応機種:iPhone / iPod touch / iPad | レビュアー:トシ |
美しいグラフィックの中をお手軽操作で冒険できる |
フルオーケストラの音楽 |
紙芝居で展開されるストーリー |
字幕が背景に溶け込んで見えなくなることがある |
ゲームを途中でやめることが困難 |
Unreal Engine(映像で定評のあるゲーム制作ツール)による美しいグラフィック、音楽は全てオーケストラによる収録と予算が潤沢にかかっている。
プレイヤーは若き鍛冶屋、【Horn(ホーン)】となり、自分の村にかけられた生き物がモンスターになる呪いを解くために冒険を繰り広げる。
対応ハードはiPhone4、iPad2以上(AppStore上ではiPhone3GS以上だがメーカー保証なし)。
「ついにiPod touch 4Gも切り捨てられたか!」と思ったが、ゲームをプレイしてみるとそれだけのことはあるグラフィック。
移動方式は『Infinity Blade』のように特定の場所しか移動できないのではなく、行きたい場所をタッチするだけで自由に移動でき、どこまで見ても色彩豊かな世界が拡がっている。
谷間をジャンプして越えたり、壁をよじ登るなど基本的なアクションは、ホーンの持つ魔法の弓矢を撃ち込むことでさまざまな仕掛けを作動させたり、フックを引っ掛けて飛び回るように移動することもでき、操作は簡易ながら「冒険している」感じは十分。
▲スピーディーではないが、縦横無尽にマップを探索できる
角笛を使って様々なギミックを作動させたり、草むらを刈って隠し部屋の入り口などを探し、ペットや武器を作るためのレシピを探したりする「さがしもの」もわくわくする。
▲設計図を集めて新しい武器を作ることができる
冒険中にフィールドに見えている敵とぶつかると1対1のバトルに突入。
バトルでは『Infinity Blade』のように画面を指で払う(スワイプ)することで武器を振り攻撃する。
モンスターには【コア】が存在し、コアのある角度から攻撃するとだんだんとコアが露出。
コアが完全に露出した状態で攻撃すると大ダメージを与えることができる。
敵を攻撃して弱点を探したり、左右の回避ボタンで敵の攻撃を避て相手の周囲をぐるぐる回りながら攻撃を叩き込むのは 『Infinity Blade』というよりも簡略化された『 モンスターハンター Dynamic Hunting』といった感じ。
バトルだけを楽しみにしていると少し期待はずれかもしれないが、冒険の合間にはいるバトルとしてはちょうどいいぐらいだ。
全体としてほぼそつなくできているが、気になるのは2点。
白地の背景の時には字幕が見えない時があるので、その時だけ英語の聞き取りは必要(前後のつながりでわかるといえばわかるが…)。
▲字幕が見えなくなることがかなりある。バックが白い雪の面では頻出。
もう1つは携帯ゲームとしては1区切りつくまでにかなり時間がかかる点。
セーブポイントにたどりりつくまで1ゲームには15分程度のプレイが必要。
内容はうまくカジュアルにまとまっているのに、プレイヤーに専用機のゲームとまではいかなくとも「ゲームをやるぞ」という姿勢を要求される。
マルチタスク対応だが、メモリを限界まで使っているせいか他のアプリを起動して再開するとタイトル画面からスタート。オープニングが飛ばせないおまけ付き。
腰をすえて楽しめるのは悪くないが、 iPhoneゲームでもあるので中断機能がほしかったところだ。
ソーシャルゲームの大手メーカー【Zynga】が作っているだけあり、全体のプレイ感覚はカジュアル。
ゲーム展開としても複雑な謎解きは少なく、終盤まではあまり悩むこともない。
難易度の上昇がゆるく、ゲーマーには物足りないぐらいか。
美しい背景と冒険の雰囲気を楽しめて誰でもプレイできるゲームとしてうまくまとまっている。
▲どこを見ても美しくできている
大作と言ってリリースされるだけあって、十分に価格分の価値がある有料作品。
日本語対応なのも嬉しい。
なお、iPod touch 4Gなどでも起動できるがメーカー保証はなし。
iPhone4も保障はあるがRetina非対応。
グラフィックも大きく劣るので、できればiPhone4S以上の推奨端末…もっと言うとiPadでプレイして楽しんで欲しい。
▲iPod touch 4GだとRetina非対応になる
Horn™の詳細・DLはこちら(itunes)
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