課金:シナリオ・追加モード購入(モード170円、シナリオ全セット350〜450円)
開発:セガ
評価:3.0(面白い)
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一時期、PCでキーボード入力の練習をするタイピング練習ゲームが流行ったことがある。
ほとんどのものは一枚絵が表示されている中で単語を入力するだけで「これがゲーム?」という感じのものが多かったが、この『タイピング・オブ・ザ・デッド』は違った。
アーケードガンシューティングで人気だった『THE HOUSE OF THE DEAD 2』の銃をそのままタイピングに置き換え、タイピングすることでゾンビを攻撃したり、攻撃を避けるなどの遊びを取り入れてタイピングをゲームに昇華させており、ストーリー、タイピング分析機能、ユーモラスなワードなど、練習ソフトとしての能力も高く、未だに評価は高い。
そんなキング・オブ・タイピングゲームのフリック版がついにiPhoneに登場した。
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基本は簡単。
襲ってくるゾンビにワードがくっついているので…。
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その通りに打つとゾンビが倒れ、入力速度によってRANKをゲット。
このときにミスタッチなしに連続してゾンビを倒すと左上のコンボゲージがたまり、最大までたまると1ライフ回復する。
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あまり入力が遅いと攻撃を受けてしまい、ライフが0になるとゲームオーバーになる。
これが単なる時間制限ではなく、途中まで打つとゾンビの動きが止まるので本当に攻撃している気分になるし、上達したときに「ああ、攻撃を受けなくなった!俺上達した!」感が間違いなくある。
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ゲームモードは3種類。
「シナリオモード」ではストーリーとともにフリック練習ができ、最後には独特の攻撃方法をもつボスが待ち受ける。
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ゲームはステージ1のみが最初からプレイでき、以降のステージは購入式。
だが、ステージのボスを倒して最高評価Sをとると次のステージが安くなるという画期的な試みがされている。
ステージ2はステージ1でSを取れば0円(!)で、ステージ3〜6までは通常価格がセットで450円だが、ステージ2でSランクを取ると350円へ。
練習するほど安くなるソフトということで、この価格付けは画期的。
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シナリオモードの他には「ドリルモード」「ボスモード」の2つが用意されており、ドリルモードは正確さ・入力速度・反射神経を実践的に鍛えることができるモードで、練習にオススメ。
ボスモードは残念ながらボスと戦うだけなので本当におまけ程度。
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▲ドリルは3種の能力を鍛えられるお得モード。
気になる点はグラフィックが粗いことと、元となったゲームを知っているとクオリティの低下感が否めないこと。
グラフィックは古いゲームなので仕方ないのかもしれないが、それにしてもドリキャス版よりも粗い。
また、元々あったはずの「シナリオモードでのルート分岐」がなくなっていたり、入力途中のワードはキャンセルできない(原作ではゾンビの動きや不意の攻撃に合わせて入力するワードを変更する機能があった)のでゲームとしての面白さも減少。
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▲左下の空欄あたりにキーボード切り替えならぬ敵切り替えがあっても…。
ゲームクリア後には「あなたはこの文字が苦手」というような評価や「年収○○円」のようなおもしろ要素があったが、こちらもなくなってしまっている。
指で打った瞬間に反応するタイピングに対して、フリックは指を離したときに反応するためダイレクトに撃っている感じが劣るなどがある。
とはいえ、先に書いたとおりゾンビを打ち倒す爽快感はあるし、ユーモラスで思わず笑ってしまうワードの数々は健在なのでゲームとしては楽しいし、そもそも AppStore でこれ以上ゲームしているフリック練習ソフトはない。
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シナリオ1は本当に基本を身につけられるようになっており、同じ方向にフリックするだけの単語が続いたり、初心者に配慮した作りで上手くできている。
これをSランク目指してプレイしているだけでかなり基本が身につく。
シナリオ2はそれを受けて短い単語を入力する練習にぴったり。
フリックを練習したい初心者プレイヤーはシナリオ1・2とドリルモードだけでもやる価値ありだ。
ステージ3以降は元からフリックできるプレイヤー向けに調整されている。
突然難易度が上がるので練習したいだけのプレイヤーには厳しいが、日常からフリックを使っているなら実力を試すのに持って来い。
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▲普段からフリックしてないとキツイ。
オンリーワンのソフトということで評価は3.0としたい。
個人的にはグラフィック向上、チュートリアル追加、入力キャンセル機能追加など、いろいろ改良してより良いものにしてもらいたいので、どんどん売れてアップデートされて欲しい。
アプリリンク:
ゾンビ打 FLICK OF THE DEAD
2012年10月29日
バージョンアップ版のものへレビューを改定。セット販売で値段が安くなったので評価UP。