超水道さんは「iPhoneのノベルアプリを1週間で作る!」ことに挑戦し、ゲームキャストが出来るまでの様子をレポート。
企画書完成!超水道式シナリオ制作術とはから引き続き、3日目はついにイラストが出来るまでをレポート。
超水道のメンバーはどのようにしてイラストのイメージを合わせるのだろうか。
話は2日目に戻る。
イラスト担当の山本すずめは壁に直面していた。
今回使用するイラストは5枚。
それ以外にもキャラクターの立ち絵4枚と表情を作らなければならないし、アイコンなども描かなければならない。
しかし、それはストーリーが決まってからの5日の間にやることではない。
超水道ではスクリプト(プログラムのようなもの)も山本すずめさんが担当しているのだ。
つまるところ、イラストには3日程度しかかけられない。
そこで、山本すずめさんは新しいことに挑戦することにした。
会議しているミタヒツヒト、佐々木ケイの横でその内容を反映したイラストを鉛筆で描く。
iPhoneでラフ画を撮影。
そして、ファミレスにタブレットを持ち込み、会議している横で着色。
そして完成。
- 線画の取り込みだってできる。そう、iPhone4Sならね。
冗談めかして語っていたが、この工程はiPhone4Sのカメラ解像度があって初めてできたことだという。
さらにその場でiPhoneに転送して色合いを見る。
- PCのモニターはいろいろありすぎて色を合わせるのが大変だけど、iPhoneだと限られているのでむしろ楽なんですよ。
- iPhoneでつくる上で大変なことは多いですが、これは良いところですね。
完成するとDropboxなどでデータを即座に共有。
横で会議が始まる。
- これは少し青くしたほうがいいんじゃないか?
- いや、ちょっとこう変えたほうが…。
なんと、イラスト担当ではない2人も画像処理ソフトをいじって画像の色調を変えていた。
- 全員、音楽やシナリオの知識がないとアイデアや意見を合わせられないじゃないですか。
全員が、ある程度知識がないとダメです。 - でも勝手に身についたものなので、勉強した、という感じではないですね
- pngやjpgってなにかってところから超水道に入ってから覚えました。
教えてもらった覚えがあります
- 全員、専門はあるんですけど、専門性を活かして1つのモノを作るためにはお互いを理解していないといけないんです。
本業に専念するためには知識が必要なんですよ。
とのこと。
そして、全員で相談して決まった色合いがこれ。
ここまでわずか2時間。
- 自分はアナログが得意だったので、いつかデジタルとの付き合い方も考えなければいけないと思ってました。
だから今回思い切ってみたんですけど、時間が短縮できた以上に『デジタルで描けるようになった』という感覚がありました。
そして、3日目に戻る。
本日、イラストを2枚完成させ、スクリプト作業もかなりこなしていた。
これはスクリプト作業でできた画面のサンプル。
恐ろしい早業である。
なお、この日超水道とゲームキャストはルノアールに11時間居座った。
さて、本日そんな山本すずめさんの作業をUSTで配信することが決定!
21:00からhttp://www.ustream.tv/channel/swwradioで作業の様子が見られる。
本当にiPhone4Sで線画の取り込みができるのか。
2時間で絵は出来るのか。
作業工程を見るチャンス!
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