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Brothers In Arms 2をFree+化に見るゲームロフトの挑戦


Brothers In Arms 2: Global Front』(以下、BIA2)と言えば、ゲームロフトのサードパーソンシューター(自キャラが見える銃撃ゲーム)の代表作の1つ。
第2次世界大戦を舞台に、弟の死の真相を追って主人公が各地を転戦するストーリーはよくできていたし、ゲームとしても今プレイしても見られるし、遊べる作品。
発売時期はかなり前だがジャイロセンサーやRetinaにも対応している。
これが近いうちに Free+ 化されるという。
FREE+とはつまるところ、基本無料化でプレイは無料、ただし追加課金で何らかの特典を受けられるタイプのゲーム。

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先立ってFree+化された『GTレーシング:モーターアカデミー Free+』では、コースや新車、アップグレード要素などをアプリ内で課金して購入できた。
おそらくはこれが好評だったのだろう。
レッツ!ゴルフ3』も、Free+とほぼ同じ形式で出してきた。

私が見る Free+ の特徴は、ゲームとして遊んで楽しいこと。
通常、この手のゲームは途中から課金しないと立ち行かなくなるのだが、ゲームロフトの Free+ のゲームはかなり満足行くぐらい遊べる。

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レッツ!ゴルフ3は1日1ホール回れたし、アプリ内課金を行わないでも全ステージを出すこともできた
プレイヤーの腕が良いほどアプリ内課金の必要性が薄れ、制限はあるものの楽しくゲームできる。

レース・ゴルフと違い、BIA2はアクション要素の強い銃撃戦ゲームなのでプレイ回数や装備で課金させることは難しいように感じる。
これをどのように Free+ 化するか、興味深い。

以前、「フリーミアムではなく、Free+です。」と言われたことがあるが、フリーミアムには「ゲームとして楽しみたければ課金しなさい」という課金しなければゲームとして楽しめない、もしくはソーシャルゲームのようにゲーム要素が薄いイメージが付きまとう。
ゲームロフトは Free+ という用語を作ることで差別化をはかりたかったのではないだろうか。
実際、ゲームロフトの Free+ ゲームは今出ているフリーミアム系ゲームの中では抜群にボリュームがあり、ゲームとしても楽しい。

BIA2がどのように Free+ 化されるのか、そしてゲームロフトが Gree や DeNA などと異なるゲーマー向けフリーミアムに今一番チャレンジしているという意味でも今後の Free+ の動きも注目だ。

GTレーシング:モーターアカデミー Free+の詳細・DLはこちら(itunes)
レッツ!ゴルフ 3の詳細・DLはこちら(itunes)