シューティングゲームで遊ぼう!
一説によると、商業用として発売された最古のコンピューターゲームはシューティングだそうです。
敵の弾を避けて、撃ち返して倒す。
単純な中にゲームとしての面白さが詰まっていることの証明だと思います。
敵の弾を避けるまでの緊張感、敵を撃破したときの爽快感。
これを味わうと抜けられなくなる人も多いのです。
しかし、シューティングの最盛期は過ぎ、最近はシューティングを遊んだことがないゲーマーも多いとか。
シューティングは面白いのに、プレイしないなんてもったいない!
シューティングは30年以上前から様々な派生を生みつつ進化してきた一大ジャンル。
多様なシューティングの中には、わがままなゲーマーの好みに合うゲームが必ずあるはず。
そんなシューティングの魅力を伝えるため、ゲームキャストではシューティング特集を組むこととなりました。
説教臭い気もしますが、よろしくお付き合い下さい。
シューティングは簡単
「シューティングは難しそう」そんなイメージがある方も多いのではないでしょうか。
「画面中に弾が散らばっていて避けられそうにない」とか。
しかし、それはシューティングの1ジャンルでの話に過ぎません。
実際はシューティングは操作が簡単で、遊び方が分かりやすいゲームの代名詞です。
複雑なシステムを覚えるまでもなく、十字キーで移動して弾を撃って敵を倒す。
ゲームごとに特殊な操作があることもありますが、それでもレバー+6ボタンの格闘ゲームに比べて、シューティングはレバー+2ボタン程度で複雑なコマンドもなしと格段に簡単でした。
例外もありますが今もそうです。
シューティングの魅力は複雑なことを考えなくても、パッと楽しめるところにもあるのです。
携帯ゲームにぴったりだと思いませんか?
なぜiPhoneなのか
iPhone以外でもシューティングはたくさん出ています。
例えばXBOX360では最新のシューティングがほとんどプレイできますが、今回は入門用にiPhoneをあえてお勧めします。
理由としては
・最新のゲームから古いゲームまでが移植されて揃っている
・様々なiPhoneオリジナル作品ある
・値段が安い
最後の理由が最も大きいです。
恐らく、今回の特集で紹介するゲームを選んで買っていっても3000円は行かないでしょう。
家庭用ハードで遊べば1本で5000円はするのに、iPhoneならそれですべて味わえるわけです。
入門するにはぴったりと言えるでしょう。
本日より、シューティングの歴史を軽く紹介しつつ、様々なシューティングを紹介していきます。
普段シューティングをプレイしない読者の方に合うシューティングジャンルが1つはあると思いますので、1週間と少し、是非お付き合い下さい。
また、歴史が深いジャンルだけに、私だけの知識ではいたらない部分もあるかと思います。
熟練者の方におきましては暖かく見守っていただければ幸いです。
第1回:固定画面系
固定された画面の中で、横移動だけで敵をかわしていくタイプのシューティングゲームです。
インベーダーゲーム型、といった方が有名かもしれません。
このジャンルの開祖、インベーダーゲームの出現は1978年にさかのぼります。
画面が固定、自機が左右に動くだけ、敵も上から下に順々に落ちてくるだけ、といったゲームでしたが当時としては革新的で日本各地にインベーダーハウスと呼ばれる喫茶店(ゲームセンターの走りのような物)、ができるほどのヒットになりました。
インベーダーの出現と共にゲームは日本の表舞台に立った、と言っても過言ではないでしょう。
生産が間に合わないほどのヒットで多くのコピー品を産み、そのコピーメーカーの中にはあの任天堂もあったというから隔世の感があります。
ゲームが進化するにつれ、上下左右に動けるようになったりと、徐々に派生して今日見られるシューティングの元になっていきました。
「回避して撃つ」というスタイルはこの当時すでに完成されています。
固定画面型の魅力
もともとゲーム機の性能が低いために生まれたジャンルですが、動きが制限されている分、ゲームの初心者でも操作がしやすくて入門に最適という側面もあります。
撃って避けることに使うパワーが少ないため、「撃つ」ことが楽しみ易いのも魅力の1つです。
代表的な作品
初期はシンプルなゲームだった固定画面系シューティングですが、アイデアと技術の進歩がどんどん新しい要素を追加していきました。
合体して敵を迎え撃つムーンクレスタ、ボスの概念が生まれ編隊飛行で敵が襲ってくるギャラクシアン、さらにそこから進化したギャラガなど、シューティング黎明期を支える多くの名作があります。
※各作品について当時の雰囲気を感じたり、実際の画面などを見たい方はあたっく系さんに詳しく書かれていますので、そちらをおすすめします。
iPhoneで楽しめる固定画面シューティング
iPhoneでは有名作品の移植が楽しめます。
が、そのままの移植はさすがにゲームとして古いため、派生の進化型ゲームをプレイするのがいいでしょう。
スペースインベーダー
元祖、スペースインベーダー。
当時の雰囲気を再現したゲーム(だが、マニアには少し再現度が物足りないようだ)。
さすがにゲームとしては今真面目にやるにはキビシイ。
開発資料や、当時の販促物などの写真データも同梱されており、面白い、というよりも歴史資料的な価値があるゲームと言える。
600円という価格はiPad版、iPhone版どちらも同じなので、iPadがあればiPad版がおすすめ。
スペースインベーダーの詳細・DLはこちら(itunes)
スペースインベーダー HDの詳細・DLはこちら(itunes)
Galaga REMIX
先の説明に出てきたギャラガをアレンジして現代風にしたシューティングゲーム。
アレンジのREMIX版と、オリジナル版の2つを収録したパッケージ。
REMIX版は気軽に遊べて難易度も低く、誰でも楽しめる設計です。
オリジナル版は操作性に難があるので当時の雰囲気を感じるためにあると割りきって、REMIX版で遊ぶなら十分楽しめるゲームになっています。
Galaga REMIXの詳細・DLはこちら(itunes)
Star Defender 4
iPad専用、インベーダーゲームの正統進化。
現代風にいろいろアレンジされた感じで、パワーアップや豊富なサブウェポンを駆使して敵を迎撃します。
前作の体験版Star Defender 3 Liteと雰囲気は同じなので、こちらをプレイして面白そうだったらやってみて損はないでしょう。
iPadをテーブルの上においてプレイすると元祖インベーダーのテーブル筐体気分。
筆者のおすすめゲーム。
Star Defender 4の詳細・DLはこちら(itunes)