爽快弾幕シューティング 怒首領蜂 大復活
タイトル:怒首領蜂 大復活
ディベロッパー:CAVE
プレイ時Version:1.01
ジャンル:シューティング
価格:1000円
怒首領蜂 大復活の詳細はこちら(itunes)
体験版怒首領蜂 大復活Dodonpachi Resurrection LITE
世の中には弾幕シューティングというジャンルがある。
画面が弾で多い尽くされ、その間を縫うようにしてかわしていくタイプのシューティングゲーム。
このジャンルを世に確立したCAVEのAppStore最新作が怒首領蜂 大復活だ。
どんなゲーム?
怒首領蜂 大復活は通常弾とレーザー、ボムを駆使して敵を殲滅していくタイプのシューティングゲーム。
タッチパネルで弾幕をうまくよけるのが難しいかと思われるかもしれないが、そこは弾幕シューティングの元祖であるCAVE。
弾幕シューティング初心者から上級者まで楽しめるようきっちり調整されている。
タッチ操作での移動はAppStoreのシューティングの中でも抜群にやりやすく、思ったとおりに敵弾を避けることができる。
まれに思い通りに動かないこともあるが、指汗で滑ったり指の動きがうまく認識できないなどどちらかといえばタッチパネルの限界を感じるほどのできばえだ。
さらに敵弾が当たった瞬間にボムが発動する「オートボム」という機能のおかげで、ボムがある限りは敵弾にあたっても死なないですむ上にコンテニュー制限なし。
老舗だけあって弾幕も見事。
難易度NORMALであれば練習すればなんとか避けられる弾幕ばかりで理不尽を感じることも少ないし、HARDではかなりの厳しさ(ちなみに、マニアの方のために書いておくと筆者は怒首領蜂2週目に行くのがやっと程度の腕前だ)で初心者から上級者まで楽しめる。
弾幕シューティングというと、とにかく大量の弾を避けることと画面の派手さに目を奪われがちだが、緻密な2Dグラフィック、派手な演出に効果音で敵を破壊する爽快感などどれをとっても秀でていおり、基本となる土台までよくできている。
ゲームのモードはiPhoneオリジナルのiPhoneモードとゲームセンター版怒首領蜂を移植したアーケードモードの2種類。
基本的なステージ構成・敵の攻撃パターンは同じものの、得点システムに大きな違いが存在する。
アーケードモードでは敵を一定時間内に倒し続けることで「コンボ」が加算され、コンボの増加とともに得点が飛躍的にあがっていくシステム。
ハイパーゲージを貯めると使用できるハイパーモード時はコンボが大幅加算され、通常弾で敵弾を消せるようになる。
ハイパーモードの異常な強さとコンボの増加速度が癖になる快感。
iPhoneモードではコンボは廃止され、かわりにSMゲージなるものが登場。
敵弾が自機のそばにあるとMゲージが増加し、「倍率」が加算され続ける。
倍率は得点アイテムに対してかけられるので、ためるほどに飛躍的に点数が増す仕組み。
逆に敵を倒し続けるとSゲージが増加、Sゲージが高いほどに敵撃破時に得られる得点アイテムが増える。
Mゲージが高い間はハイパーゲージが貯まり易くなり、ハイパーモードに入ると一気にSゲージが増加するシステムのため、Mゲージで倍率を貯めて一気にSになるのが得点稼ぎのコツ。
土台となるシューティング部分には文句のつけようもない上、それぞれに魅力があるモードがついたことで楽しさは倍増。
さらに、オートボムと無限コンテニューで誰でもクリアできるとは言え、特定条件を満たさないと楽しめない「2週目」「隠しボス」などやりこみ要素もきっちり。
地味にOpenFaintのアーチーブメントに対応してくれたのもうれしい。
唯一残念なのは、通常弾とレーザーの切り替えボタン感度が悪いことぐらいだろうか。
ショットの切り替えはゲームの肝となるだけにアップデートでの改善が期待される。
それ以外は非の打ち所が無い、AppStore最高峰のシューティングといえる。
トシの評価(5段階)
筆者は初代怒首領蜂で2周目にようやく突入できる程度の腕前ということをあらかじめことわっておく。
まったくの初心者でもないが、達人でもない。
そんな私でもきっちり最後まで楽しめるように仕上がっていた。
いつの間にか、敵ボスが女性ロボットになっていたのは違和感を感じたが、最近の風潮なのか。
ところで、バツグンとか移植されないかなぁ…。
総合3.5(かなり面白い)
+初心者から上級者までの難易度
+最高峰の操作性
+緻密なグラフィック
+派手な演出と効果音
-値段が高い