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『フォートナイト』に続く脱Google、脱Appleの動き。『Netflix』や『Spotify』が独自課金を実験中

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先日、Epic Gamesの『フォートナイト』が「Google Playの手数料は高く、合理性がない」としてアプリの独自配信を発表したが、この流れは当分続きそうだ。8月21日、Tech Cruchの記事で映像業界の巨人、Netflix が Apple や Google Play の課金を回避してサービスを行う方法を試しているのだ。
世界33カ国において、Netflix の新規ユーザー、サブスクリプション契約が終わったユーザーは、iTunes経由の支払いは利用できないことが通知され、Netflix 独自のサイトから直接契約するようにリダイレクトされるという。

アプリの調査会社のSensor Towerの発表によれば、『フォートナイト』は、Apple に5400万ドル以上(およそ60億円)も支払っている。Android 版も同じぐらい収益をあげると予想した場合、Googleを介さずに配信することで60億円が節約でき、ゲームのアップデートなどに利用できるわけだ。すでに人気が確立したサービスがあるなら、Apple や Google Play を避けて配信したくなるのは自然なこととだろう。

日本でも『艦これ』を iOS で遊びたいという要望があったが、2013年時点で DMM のオンラインゲーム売上げの3~4割が『艦これ』由来であり、その30%を Apple などに渡せないこともあってスマホアプリ版が出なかったと推測されている。

ゲームにおいて Apple の支配を逃れるのは難しいが、Android に関しては Google は独自ストアを立ち上げることを禁止していない(セキュリティ的な懸念は表明しているが)。
この流れが続けば、いずれ「Netflixプラットフォームからゲームが配信される」なんて事も現実的になってくるかもしれない。