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有料ゲームの巨人『Monument Valley 2』は、初代の1年目の2倍近く売り上げていた。販売比率、プラットフォーム別DL割合など興味深いデータ公開中

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Ustwoは、『Monument Valley 2』の1年にわたる詳細な販売データをMediumの記事で公開した。
初代『Monument Valley』はその洗練されたグラフィックと世界観でブームを生み出し、爆発的にヒットした。
一方で『Monument Valley 2』の反応はおとなしかったような印象もあるが……ふたを開けてみれば初代作品の1年分以上のセールスをたたき出していた。有料ゲームでも、まだ世界的大ヒットはあるのだ。

『Monument Valley 2』の主な販売データは以下の通り。
・セールス349万本。
・売上約1040万ドル(およそ11億円)
・iOSが59.3%、Google Play7%、Amazon0.7%。その他が33%(世界中の他のプラットフォームなど)
・最も売り上げた日で72.8万ドル
・インストール数は30,08万(中国での無料プロモーションなど含む)
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なお、初代『Monument Valley』の数値は以下の通り。
売上だけ見るとおよそ初代は1年で585万ドル。
『Monument Valley 2』のiOS版売上だけでもこれを超えている。全体の売上上昇に関しては、「そのほかのプラットフォーム」が伸びたことが寄与しているようだ。
DL数は約1000万となっており、初代から2作目で飛躍的に知名度が上がったこともわかる。
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驚くべきは販売数の62.3%は中国、ユニークインストール数の91%が中国という数字。
ただし、これについては中国で違法コピーがあること、そもそも無料インストールのプロモーションを行ったことが大きいようだ。
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開発費は約225万ドル(約2.4億円)、マーケティング費用が約51万ドル(約5,600万円)。
制作したustwoは、今回もまた大きな成功を収めたことになる。
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その他、SNSでの共有回数、受賞数(前作はAppleが表彰した程度だったのに、有名になった瞬間受賞がものすごく増えた!)など、興味深いデータが示されているので、気になる方は下記のリンクからどうぞ。
まだプレイしていない方は、1作目から(古くならない名作だ)どうぞ。

アプリリンク:
Monument Valley (itunes 480円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
Monument Valley 2 (itunes 600円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

関連リンク:

Monument Valley1年目のデータ

Monument Valley2年目のデータ