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【訂正あり】Appleは任天堂よりも子供に配慮していた。『The Binding of Isaac: Rebirth』が暴力表現で配信却下

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Steamのユーザー評価10点満点。
PS、3DSでも人気を博したローグライク『The Binding of Isaac: Rebirth(日本名、アイザックの伝説リバース)』は、iOSでは遊べないかもしれない。
なぜなら、Appleが子供に対する暴力的な表現を理由にAppStoreでの配信を断ったからだ。

これは、開発会社NicalisのTyrone RodriguezさんのTwitterで明かされた情報だ。
『The Binding of Isaac: Rebirth』は、開発者規約12.5「子供に対する暴力的な表現が含まれているアプリは配信できない」で配信を却下された。
PCはおろか、任天堂の3DSにも移植されたゲームでも、Appleのお子様に対する保護精神の前には受け付けないらしい。
(なお、このゲームは聖書のパロディ設定であり、任天堂からは宗教を扱っていることを理由に一度リリースを断られている)

このゲームは、ひ弱な子供アイザックがダンジョンに閉じ込められ、戦うローグライクゲームで、当然ながらアイザックは敵に攻撃されるのだが……。
もう、App Storeでは子供を主人公にバトルゲームを作ってはいけない、ということだろうか。
訂正。これは、母が子を殺しにくるという設定で、規制もやむを得ない感はある。が、ゲーム自体の評価は高いし、これはこれでブラックなパロディ表現だとは思う。

過去にも、AppleはAppStoreのスクリーンショットに銃があるゲームを却下するなど、厳しくて(分けのわからない)規制を行って話題になった。
tempo02
▲左がAppleが却下したアイコン、右がAppleの規約に沿ったアイコン

世界を相手に商売するとき、表現を規制しなければならないのはわかる。
が、そろそろゾーニングして売ることも考えて欲しいとは思う。