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『ダーククエスト4』がまだなら『Underworlds』をプレイすればいいじゃない。:過去の名作を振り返る2

Underworlds(Ver1.24) 85円
Underworlds Ultimate Edition(Ver1.2) 170円 iPad専用
開発:Pixel Mine
評価:3.0(面白い)
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装備がだんだん強くなっていくのが楽しいハック&スラッシュ
癖はあるが慣れれば快適な操作
画面が少し見づらい
ゲームの攻略に幅がない
『ダーククエスト4』が日本で延期となってはや1月程度。
iPhone版を待ちきれない、そんな人におすすめしたいのがiPhone初期に発売されたディアブロ系アクションRPG『Underworlds』だ。
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内容は単純、ひたすらにクエストを受け、ダンジョンを踏破していくハック&スラッシュゲーム。
2009年に出たゲームなのでグラフィックやアクションの多彩さなどで最近のゲームには負けるが、敵を倒して新しい装備を手に入れて少しずつ強くなっていく地味な楽しさは今プレイしても色褪せていない。

何より嬉しいのは、買いきりゲームらしい「だんだんと装備が整っていく」感覚がうれしい正当ハクスラ系でること。
ボスや宝箱から有用なアイテムが高確率で出現するので、宝箱を開けるときやボスを倒した時のワクワク感は最近の基本無料軽ゲームにないものがある。
課金や特定地域を超えた瞬間に一足飛びに装備が強くなり、しばらくゲームが簡単になりすぎたり、あるとき突然に敵にはが立たなくなるような興ざめな展開がないのも良い。
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▲ボスだ!強い!けど、倒したらアイテムがもらえるからやるきまんまん。

また、このゲームではEasy・Normal・Hard・Extreamと難易度があるが、Normalでもプレイしていれば何回か死を経験するぐらいの難しさに調整してあり、生き延びるためには装備の質が重要。
なので、冒険の旅に手に入るアイテムを見比べ「この装備が一番強いかな…でもこっちも強いかも…」などと悩むのも楽しい。
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▲装備は9種類、様々な能力を上げてくれる。

正直、2009年のゲームということで洗練されているとは言いがたく、操作もは慣れないと癖があるし、英語のみ(とは言え、難しくはないしネットを検索すれば日本語で解説している資料もある)、職業は戦士のみ、遊び方に幅がないなどいろいろ難点はある。
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▲レベルアップで覚えるスキルも7つだけ。

それでも「”敵を倒す”→“アイテムやレベルアップで強くなる”→“もっと強い敵を倒す”」というサイクルがしっかり楽しめ、シンプルな説得力があるのも事実だ。
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▲こまけぇ事はいいんだよ!装備強くしているだけで幸せ。

また、初期は600円のアプリだったが、現在は85円に定価が下がっており、ボリューム的にもお得感がある。
だいたい、6〜7時間は楽しめる上、その気になれば装備とレベルを引き継いで周回プレイをしたり、段々と難易度を上げてプレイすることも可能。
値段が改定された今、古臭さを差し引いてもお得感のあるゲームになっている。
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▲実はOPムービーもあり、昔は力作高額アプリの部類だった。

過去のレビュー記事で3.5(かなり面白い)という評価をしたが、iPhoneのゲームの水準が上がった今でも3.0にするべきか3.5に据え置くべきか悩むほどのコストパフォーマンス。
『ダーククエスト4』の配信が遅れていて我慢できない方は、ぜひこのゲームを試してみてもらいたい。

なお、昔書いたプレイ日記をこの機会にちょびっとだけ修正して公開してみた。
ゲームの雰囲気を掴みたい方は、こちらのプレイ日記で雰囲気を掴んでみてほしい。
体験版もあるが、製品版にデータは引き継ぎできないので注意だ。

さて、最後に歴戦のマゾゲーマーの皆さんにだけ試してもらいたいプレイ方法があるので紹介しておく。
これはダンジョンの演出で面白いのが“明かり”システムを利用したもの。
ダンジョンにある明かりを付けないと、周囲が見えない(画面の明るさを変更すると暗くても見えるようにもできる)ため、手探りでダンジョンを探す“冒険感”が出てくる。
度胸のあるプレイヤーはオプションで画面を少し暗めにしてやるとより雰囲気が出るだろう。
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アプリリンク:
Underworlds(itunes) 85円
Underworlds Ultimate Edition(itunes) 170円 iPad専用
Underworlds Lite(itunes) 無料