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レビュー:One Epic Knight 逃げるのは飽きた!これからは攻めのラン系ゲームだ。

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タイトル One Epic Knight
ジャンル ラン系アクション
価格 無料
アプリ内購入 アプリ内通貨購入(買わなくても余裕)
日本語対応 なし
販売元:Simutronics Corp | Version:1.0 | GameCenter:実績・ランキング | 対応機種:iPhone / iPod touch / iPad | レビュアー:トシ
評価:3.5(かなり面白い)
敵やトラップを壊す時が爽快
限られた装備で自分で道を切り開く感覚のある新しいプレイ感覚
それでいてお手軽に楽しめるラン系の感覚はそのまま
Temple Run』が爆発的にヒットしてから、いくつもの【Temple Run系】という名のパクリゲームが出てきたが、ついに単なる真似以上のものが現れた。
この『One Epic Knight』はただ走って逃げるだけではなくプレイヤーが道を切り開く攻めのラン系ゲームだ。

左右フリック(指を払う動作)で左右に移動し、上フリックでジャンプ、下フリックでスライディング。
これらで障害物を避けていく基本は『Temple Run』と変わらない。
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▲スライディングで隙間を抜けるの図

だが、それに加えてダンジョン内に落ちている【武器】と【盾】を使って障害を破壊できるのがこのゲームの特徴。
例えば、普通のラン系ゲームならば針山やギロチンなどのトラップにぶつかればミスとなる。
だが、盾があればぶつかった瞬間に破壊することができる。
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武器を持ってモンスターにぶつかれば、相手を切り裂いて倒す。
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▲スライムも武器があればバラバラ。

武器と盾には回数制限があるが、特殊アイテムの【肉】をとれば一定時間壊し放題。
今まではただやられるしかなかったトラップを破壊できるというのはラン系ゲームを続けてきたプレイヤーにとってはたまらない反撃感だ。

さらに、今までのラン系ゲームでは左右に別れる道があったとしても、どちらに行っても変化はなく、曲がり損ねるとミスになる単なる障害だった。
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▲ほかのゲームでは曲がるだけ。左右どちらに行っても別に変わらない

ここでもゲーム独自の工夫が光る。
このゲームには【扉】や【小さな抜け道】など少しだけ先が見える箇所がある。
例えば、下の画面では左に曲がれるほかに扉があり、その隙間から何かがが見える。
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▲先に見えている緑の光は…?

「あれ?これはやたらに光ってる気がするぞ…?」
というときに扉の方向へ行ってやると宝の山が!
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▲やっぱりお宝だった!!

「じゃあ、ひたすら扉や隠し通路に向かっていけばイイんじゃないの?」
というと、それも違う。
宝の間に続く扉をぶち破るのにも【盾】が必要なのだ。
さらに言えば、トラップに守られたアイテムを拾うときにも盾が必要になる。
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▲針山の上に武器の図。盾があれば針山を壊して取れる。

盾でトラップを壊すと得点の上昇速度が上がるため「早めに使い切って得点を稼ぐ」という攻めの使い方まである。
宝探しのために盾を使うのか、それとも身を守るためか、得点を稼ぐのか。
ただ爽快に壊していくだけではなく、限られた武器・盾をどのように使ってダンジョンを進んでいくプレイヤーの戦術も試される。
まさに、道を切り開いていく攻めのラン系ゲームになっている。

当サイトでは『PITFALL!™』や『TheEndApp』などを紹介してきたが、これらは乱暴に言ってしまうと『Temple Run』のビジュアル面を強化したゲームで、プレイ感覚にはあまり変化はなかった。
『One Epic Knight』は起伏にとむ地形や豊富なトラップの種類などのビジュアル面を強化しつつ、新しいプレイ感覚を取り入れており、個人的には初めて単なるパクリではないと思わされた『Temple Run』系。
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▲小さな抜け穴に滑りこむのは癖になる…。

基本無料タイプだが、ゲーム内のパワーアップは全て普通のプレイで手に入るコインで購入でき、また、無理に課金する必要もない。
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▲パワーアップは無理なく買える

『Temple Run』のやり過ぎで飽きていたプレイヤーにも是非プレイしてもらいたい、新しい定番ゲーム。
強いていえば少し操作の反応が遅く感じるが、そこはそういうゲームということで慣れればOK。
おすすめ。

One Epic Knight(itunes)

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