かつて、『騎士とドラゴン(以下、騎士ドラ)』というゲームがあった。
どれだけ強いボスの攻撃でも、タイミングを見切って“パーフェクトガード”すれば避けられ、その後に反撃を叩き込めるアクション要素の爽快感がプレイヤーを虜にした基本無料の運営ゲーム……俗にいうソシャゲだ。
「課金する理由がほぼない」ゲームであったためか惜しまれつつサービス終了してしまったスマートフォンゲームなのだが……ここにきて、そのディレクターが制作する『騎士ドラ』変化版ともいうべき買い切りゲームが、2023年1月15日に行われたインディ・同人ゲーム展示会の『東京ゲームダンジョン2』で展示されていた。
インディーデベロッパーのモンブランハッチ(『騎士ドラ』ディレクターの個人サークル)が展示した『無限武者』だ。
本作はサイドスクロール一本道のターン制アクション(!)ゲームで、主人公は画面左から右に向かって移動していく。
そして、敵が射程内に入ったときに攻撃ボタンを押すと、武器を振ってダメージを与えられる。
▲試遊版では最大5つまでの武器を所持することができ、使用する武器によって消費するターンが異なっていた。
プレイヤーの行動が終わったタイミングで敵の射程圏内に入っていると、敵の反撃。
そして、ここがターン制アクションの“アクション”部分。
攻撃のモーションを見て防御行動を行うと、受けるダメージを減らすことができるのだが……。
ここで完璧なタイミングで防御ボタンを押すと、敵から受けるダメージがゼロになり、敵の体勢が崩れる。
攻撃を叩き込み、大ダメージを与えられるわけだ。
完璧なタイミングで防御を行えばダメージなし、反撃を叩き込んでガンガン敵を倒せるこの仕組みは、まさに『騎士ドラ』のもの。
もちろん、買い切りで遊ばせるための独自要素もある。
敵がドロップする武器を拾って入れ替えて行ったり、パワーアップを選択してプレイ中に強くなっていくなどの仕組みもあり、プレイの刺激となっていた。
PVはこちら。
リリースはまだ先だが、最新情報はモンブランハッチの公式Twitterで確認できる。
東京ゲームダンジョンで『無限武者』を試遊してくださった約1割の方がボス戦までたどり着いていました。攻撃の種類が多かったりタイミングをずらしてくるなど、ジャストガードが決まりにくく、一筋縄ではいかない敵の代表となります。#無限武者 #EndlessSamurai #gamedev pic.twitter.com/OLMv8tCX5w
— モンブランハッチ@JETMAN発売中! (@HatchMontblanc) January 22, 2023
イベントで試遊した印象では、かつて『騎士ドラ』が終わったとき、「復活してほしい」とか「買い切り版が欲しい」と思っていたプレイヤーに対して、ゲームの遊びとしては応えるものになっていると感じられた。
往年のプレイヤーの皆さんは、ぜひSteamの「ウィッシュリストに追加」を押して(実はこれだけで開発者の助けになる)、公式Twitterをフォローして待っておこう。
関連リンク:
無限武者 (Steam / Twitter)