2022年4月、『フロントミッション』シリーズの最新作として中国 Black Jack Studio が開発中であるとに発表された『FRONT MISSION: BORDERSCAPE』が『Mecharashi (钢岚)』と名前を変え、オリジナル作品になることが判明した。
さきだって『FRONT MISSION: BORDERSCAPE』の公式サイト・公式Twitterアカウントが消えたことが一部で話題になっていたが、本日12月16日、TapTapの『FRONT MISSION: BORDERSCAPE』公式ページがリニューアルされて『Mecharashi (钢岚)』という名前に変化。
プロデューサーから「検討の結果、Black Jack Studioの3タイトル目のゲーム(つまり、FRONT MISSION:BORDERSCAPE)の名称を変え、オリジナルゲームとして開発することになった」という発表がなされた。
いま、公式ページを見てもスクウェア・エニックスの表記は見当たらない。
つまり、『FRONT MISSION: BORDERSCAPE』として開発されていたゲームが『フロントミッション』の看板を外してオリジナル作品になったと考えられる。
▲TapTapの公式ページ。ページを使いまわしており、まだタブに示されるページのタイトルは旧題2089のまま。
『フロントミッション』ファンには残念だが、Black Jack Studio の開発するゲームそのものに期待していたファンには朗報がある。
本作は作り直しではなく、発表されていたゲームのリブランドなのでリリースまで待たされすぎることはないだろう、ということだ。
こちらは『FRONT MISSION: BORDERSCAPE』のコンセプトトレーラーに登場していたメカ。
▲この画像をキャプチャしたトレーラーも現在は削除されてしまった。
そして、こちらが『Mecharashi』公式に掲載されているメカ。
ゲームタイトルは変わってもある種の素材や方向性などは流用されていることが想像される。
ゲームシステムを見ていくと、今作については『ラングリッサーモバイル』などで高い評価を得たスタジオの完全新作として、新しいゲームプレイが約束されるという。
具体的には胴体と腕、足とバックパック、武器を組み合わせてオリジナルのメカを運用でき、パーツそれぞれに耐久力が設定されている。
そして、バトルでは各部位の耐久力を考慮して敵と戦う必要が出てくるとのこと。
正直、そのバトル要素は『フロントミッション』のものなので独自性かと言われると疑問符が残るが……製品版をプレイすれば、それ以外の部分でもいろいろと要素があるのだろう。
その他にも自社で物語や世界観を制御できるなどの利点が挙げられており、監修が必要になるIPものでは難しい、機動力のある運営は期待できそうだ。
その他にも自社で物語や世界観を制御できるなどの利点が挙げられており、監修が必要になるIPものでは難しい、機動力のある運営は期待できそうだ。
本作は全世界リリースを予定しており、すでに中国ではベータテストの募集が始まっている。
『フロントミッション』の看板を外したことは気になるが、映像面で見ればスマートフォンでも屈指のメカゲーになることは間違いないし、ヒット作を送り出した Black Jack Studio の新作としても期待できる。
すでにベータテストトレーラーも公開されているので、気になる方は公式サイトからチェックしてみてほしい。
関連リンク:
『Mecharashi (钢岚)』公式サイト
すでにベータテストトレーラーも公開されているので、気になる方は公式サイトからチェックしてみてほしい。
関連リンク:
『Mecharashi (钢岚)』公式サイト