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MMORPG『幻塔』、App Store版のアプリ内購入価格のみ値上げを発表。PCやAndroid版は価格据え置き

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App Storeでは、販売者が細かく価格を決めることができず、Apple社が定めたTier表を利用して価格を設定する。
例えば、Tier1を選択すると日本では160円、米国では0.99ドルの価格となる。
多少手間をかけなければ通常の手段では、日本と米国で別の価格を設定できない。
そのため、App Storeの価格変更が発表されて以来、アプリ内のガチャ価格が高くなるとか、そうならないとか、そういった話は続いていたが、衝撃的な情報が飛び込んできた。
MMORPG『幻塔』ではApp Storeのみ価格が高くなると、公式発表が行われたのだ。

誤解ないように先に書いておくと、今回の変更に対して多くのアプリではApp Storeの価格と商品の内容(例えば、1円当たり手に入る有償通貨の個数)などを調整し、Google Play版の価格をそれに合わせる対応をとってきた。
例えば、今回も『ウマ娘プリティダービー』など多くのゲームで円安で変化した新しいTier表にのっとって、変更前とあまり変わらない価格になるように価格調整を行っている。2022-10-03_22h12_52
ウマ娘公式サイトのお知らせより抜粋。

値段が上がるとしても、App Store / Google Play 双方の価格を上げる発表を行ってきた。
ところが、『幻塔』は「国・地域のiOSクライアントに対して個別に価格調整することはできません。」、「Android・PCの商品価格変更はございません」と告知。
つまり、App Store のみを値上げを発表した。
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iOSの利用者には補填として煙水晶1,000が配られるが、長期的には「iOSで課金し続けるだけ損」という状態になる。
PC版などを利用してクレジットカードなどで外部決済すれば値上げ前の価格で購入できるため、「iOSで値上げしても、PC版などに移行して金を払ってもらえればそちらの利益が大きい」と計算しているのかもしれない。
(iOSではAppleが30%の手数料を持っていくが、自社が採用している決済なら数%のクレジットカード手数料で済む。つまり、手取りが20%以上増加すると計算できる)

2019年に App Store のTier表が変更されたとき、多くのゲームは価格調整して日本での価格を維持してきた。
しかし、2022年はそうもいかなさそうだ。

関連リンク:
幻塔商品価格表