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サービス終了したソシャゲが、1本の買い切りゲームとして完全新生!『スーパーバレットブレイク』PC、PS、Switch向けにリリース(されていました)

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サービス終了したスマートフォン向けオンラインゲームが、買い切りゲーム『スーパーバレットブレイク』として復活。
Steam / Switch / PS / Mac での配信を8月12日開始していた……が、ド忘れしていて記事にしていなかったので紹介する。
本作は、『どこでもいっしょ』などを開発したビサイドがスマホ向けオリジナルタイトルとしてリリースした『バレットブレイク』のリメイク作品。
それもただの移植ではなく、キャラクターや設定はそのままにシステムから買い切りゲームとして完全に作り直したもの。
価格は Steam / Switch が2,800円、Play Station 4が2,860円、Mac App Storeが2,440円となっている。

もともと『バレットブレイク』は、バグが発生してしまったゲーム世界に乗り込んでバグを(物理的に)破壊する戦略ひっぱりシューティングだった。
バレット(キャラクター)を弾として発射すると、敵にぶつかるたび反射してダメージを与えていくブロック崩し系RPGといえば想像しやすいだろうか。
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ブロック崩し的なバトルだけでなく、シューティングから恋愛ゲームまで開発会社であるビサイドが考案した架空のゲームが登場し、そのゲーム内で開発の苦労、世界にあわせたキャラクターたちの物語も楽しめるゲームだったが……大資本が宣伝を打ちまくるスマートフォンゲームの中で、インディー規模の本作は埋もれてしまっていた感がある。

そんなゲームをベースにした『スーパーバレットブレイク』は、キャラクターや設定はほぼそのまま。
ゲームシステムはランダムマップを移動し、イベントをこなしてデッキを作って戦う『Slay the Spire』系のデッキ構築・ターン制バトルゲームに完全新生している。
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マップにはバトルからお買い物まで、この手のゲームで定番のランダムイベントが用意されており、バトルやイベントのたびに新たなバレット(カードキャラ)が仲間になるチャンスがあり、デッキが強化されていく。
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PVはこちら。


実際のプレイしたところ、ストーリーの見せ方に説明不足は感じたが、ゲーム自体はうまく『Slay the Spire』系になっていた(序盤をプレイした印象では少し大味に感じたが)。
バレット(=カード)1枚ずつにキャラクターイラスト、設定が用意されており、この手のゲームとしては異常なほど豪華・ボリューム満載な演出も魅力。
スマートフォンゲーム向けに用意したキャラがそのまま買い切りゲーム向けにぶち込まれており、図鑑を埋める作業も楽しい。
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実際のプレイ動画はこちら。


サービスが終了し、キャラクターとの別れを惜しまれるゲームは多い。
だけども、そのまま復活させたところで運営で長く遊ぶ前提のゲームシステムのままでは熱狂的なファンが喜ぶにとどまり、広がりがないし、採算も取りづらい。
こういったゲームが売れて、もっと増えてくれたら、幸せになれるゲーマーが増えるかもしれない。

関連リンク:
スーパーバレットブレイク (公式サイト / TwitterSteam / Switch / PS / Mac)