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『英雄*戦姫WW』が2022年3月29日でサービス終了を発表。売上的には継続も可能だが「スタッフの健康状態を守り、シリーズを守るため」と説明

英雄*戦姫WW (App Store 無料 / GooglePlay)
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天狐は、ブラウザ・スマートフォンでサービスを行っていた『英雄*戦姫WW』(そして、当サイトでは扱わないブラウザR18専用の『英雄*戦姫WWX』も)を2022年3月29日(火) 12:00をもってサービス終了することを発表した。
本作は美少女化した世界中の英雄たちが覇権を争う、地域制圧型シミュレーションRPG。
美少女化した英雄でチームを組み、タクティカルバトルで極東の国ジパングから地域を制圧するゲームとして、2019年7月末よりサービスが行われていた。

公式サイトの発表では、本作の売上状況は問題なかったとしている。
が、各種ディレクション、ゲームデザイン(キャラクターの性能設定)、シナリオおよびスクリプト制作、ビジュアル関連素材の制作進行、バランスチェック(デバッグ)といったゲームの根幹を支える作業がスタッフ一人に集中する開発状況が続いていたという。

クオリティかスタッフの健康状態、どちらかを犠牲にしながら運営を続ける案もあったが、スタッフの健康と『英雄*戦姫』シリーズの継続を優先すべきだと判断し、天狐側からDMM GAMESとシンク・アンド・フィールにサービス終了を提言し、サービス終了することになったとのこと。

上記のような開発体制で2年半以上の長きにわたりサービスを継続できたのはひとえにプレイヤーの声援のおかげであると礼を述べつつ、開発チームに新たなスタッフを加え、今後また違った形で『英雄*戦姫』を届けたいと締めくくっている。

一般にあまり知られていないが、黒字のまま終わるソーシャルゲームは意外にある。
長期サービスしているゲームは収支が読みやすく、収益なりの運営がなされ、何かしらのタイミング(アップデートが難しい、プレイヤーに新しい驚きを提供し続ける体制が整わないなど)で終わっていく。

『英雄*戦姫WW』もそういった例の1つと思われるが、こうやって表に向けて理由・状況が公開されるは少ない。
ゲームサービスを続けることは重要だが、新しいシリーズ作品が出ることもまたファンにとって重要だ。
今回は、コアスタッフが消耗しきってシリーズが続かなくなるより、サービスを閉じるという選択になったのだろう。

開発スタッフ、関係者の皆様、お疲れさまでした。

関連リンク:
『英雄*戦姫WW』サービス終了のお知らせ
PCソフト英雄*戦姫(R18)