ひとりぼっちインディゲームスタジオ ginolabo (ジーノラボ)より、『SOULVARS』が App Store / Google Play 向けにリリースされた。
本作の舞台は、魂の力をテクノロジーで制御することに成功した現代。
禁忌の力に手を出した代償に異形と戦う人々を描く RPG で、ハードボイルドなストーリーを軸に、戦術性の高い装備選択、そしてコマンドバトルが楽しめるものとなっている。
価格は610円の買い切りで、追加課金はなし。
プレイ動画はこちら。
2時間ほどプレイして見ての感想を書いていこう。
まず、わかりやすい魅力としてはビジュアル、世界観が挙げられる。
必要最低限で断片的な会話、藍色を基調とした画面、伝わる情報は良い意味で厨二病的であり、スタイリッシュ。
また、プレイステーション時代を思い出すドット絵、小気味よい動きも見栄えが良く、その世界観を強化している。
操作はタッチに最適化されており、その雰囲気を余計な面倒なく楽しめる。
ゲームシステム面では、武器や防具などのソウルギア(装備)を変更すると、バトル中に配られるソウルビット（攻撃方法などが記されたコマンドカードのようなもの）が変化することが特徴となっている。
▲装備にはステータスアップの効果もある。
バトル中、最初の1ターンは1枚しかソウルビットを使用できない。
しかし、敵の弱点となるソウルビットを使用したり、防御系のソウルビットで敵の攻撃を防ぐと1ターンに使用できるソウルビットが一時的に増える。
さらに、ソウルビットが複数選択できると、使用する組み合わせによってアーツというスキルを発動できる。
そのため、適切な装備を選択し、バトル中に配られる手札を変更することがゲーム攻略の鍵となる。
言葉で言うと簡単のようだが、実際にバトルでこれをうまく機能させようとするとまた難しい。
バトル中に敵の弱点となるソウルビットを使用すると、次ターンに使用できるソウルビットの総数が増えることは書いたが、実は弱点攻撃ができないとソウルビットの使用回数は逆に減る。
ソウルビット使用回数が1になると、ソウルビットを複数組み合わせる強力な技“アーツ”が使えない。
さらには、敵をバーストさせて体勢を崩すと大ダメージを与えられる要素もあるため、敵の体勢が崩れたとき手札にアーツ使用に必要なソウルビットが揃っていて、かつアーツ使用可能でなければ高いダメージが与えられない。
プレスリリースには「シンプル」と書いてあったが、実際の感想としては考えることが多く、戦術性が高いコマンドバトル RPG になっている。
文字が小さいことが気になるが、それ以外に現時点で気になる箇所はなく、価格以上には楽しめそうと感じている。
動画を見て気になったら、ぜひ下記のリンクから詳細を確認して欲しい。
アプリリンク：
SOULVARS (App Store 610円 / GooglePlay 610円)
