スクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター』を App Store / Google Play / Steam 向けにリリースした。
本作は1991年にスーパーファミコンで発売された『ファイナルファンタジーIV』を新たなグラフィックとサウンドで作り上げたピクセルリマスター版。
ピクセルリマスターとは、『ファイナルファンタジー』をスクウェアでドットキャラクターを生み出してきた渋谷員子さん監修のドット絵で、音楽は作曲者・植松伸夫さんの監修で新しく作り直した作品。
価格は2,200円で、Steam 版のみリリースセールで1,760円で購入できる。
実際のプレイ動画はこちら。
実際にプレイした感想としては、ドット絵は SFC 版を踏襲しており、納得の出来。
バトルバランスは簡単な方向へ変化し、サクサク勧める『ファイナルファンタジーIV』といった印象。
もとよりストーリー重視のゲームだから、レベル上げなどで苦労しなくて済むのはありがたい。
操作はスマホに最適化されており、バーチャルスティック・タッチ移動を使い分けて快適に動ける。
ただし、『ファイナルファンタジーIII ピクセルリマスター』同様に隠し通路移動時にタップ操作が使えないことがかなり面倒なので、携帯しなくて良いならコントローラーが使えて安い Steam 版がおすすめだ。
気になる点としては、ドット絵のムービーシーンにドットフォントでない字が入る(FF1でもあった)シーンの違和感、音楽のアレンジの一部(私はボス戦が気に入らなかった。他は今のところ良い)などがあるだろうか。
とは言え、現在のところは懐かしさが勝っており、楽しくプレイしている。
,幼い頃に見たストーリーを、今見返すと違う発見があり、懐かしくも楽しいのだ。
幼い頃FF4を遊んだので、ギルバートはテラの許しを得ず、緊迫した国際情勢のリスクがあるのにアンナを巻き込んで殺したダメ男ってイメージだったんだけど、今見るとアンナを亡くして「ローザは君と一緒にいたいんだよ」って言葉に重みを感じる。
— 寺島壽久/ゲームキャストの中の人 (@gamecast_blog) September 8, 2021
悲しみと愛を知る男に見えて味わい深い。 pic.twitter.com/2ox9Pt7gwd
古い RPG なので、未体験の方に勧めはしないが、過去に『ファイナルファンタジーIV』を遊んだ経験があり、また遊びたいと思えるならリマスター版は良さそうだ。
アプリリンク:
FINAL FANTASY IV (App Store 2,200円 / GooglePlay 2,200円 / Steam 2,200円)