スクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーピクセルリマスター』の発表会動画を期間限定で公開した。
『ファイナルファンタジーピクセルリマスター』とは、『ファイナルファンタジー(FF)』シリーズの1作目から6作目を、新しいドット絵とサウンドで蘇らせるシリーズ。
動画内では、『FF』産みの親でもある坂口さんを中心に、音楽についてはシリーズ音楽を担当した植松さんを交えつつ振り返っている。
「35年後にリメイクされているとは思っていなかった」と初代を作った頃から振り返っており、当時の開発風景がわかる貴重な情報がちらほら。
FF5のジョブチェンジシステムでは、あまりに分量が多いので「本当に全部(全キャラ×全ジョブで)グラフィックを用意するんですか?」とスタッフに怒られたとか。
天野喜孝さんにイラストをお願いした理由と、お願いしたときの思い出なども語っている。
個人的に興味深かったのは、『FF5』から合流した北瀬さんがFFシリーズにもたらした影響。
ともにイベントシーンなどを作っており、お互いの状況を確認して「あいつより、もっとすごいものを作ってやる」という競い合いが発生していたという。
ともにイベントシーンなどを作っており、お互いの状況を確認して「あいつより、もっとすごいものを作ってやる」という競い合いが発生していたという。
その中でも、『FF5』の名物キャラクター、ギルガメッシュは勝手に入っていて、坂口さんは怒っていたというから驚き。
しかし、テストプレイヤーに遊ばせたら好評だったため、OKになったという。
また動画では『FF6』での変化についても言及。
世界観の変化については、FFは1作でそのとき持っている物を出し切るので同じキャラクターが出てくる作品をやらずに、世界観を変えようとしていたとのこと。
単純に1作で出し切ると違う物を作りたくなり、違う世界観になっただけと言うことのようだ。
ケフカというキャラクターについては集英社の鳥嶋さんに(ドラゴンボールなどを送り出した名物編集)「悪役がたっていない」と言われて作ったことを語っている。
世界観の変化については、FFは1作でそのとき持っている物を出し切るので同じキャラクターが出てくる作品をやらずに、世界観を変えようとしていたとのこと。
単純に1作で出し切ると違う物を作りたくなり、違う世界観になっただけと言うことのようだ。
ケフカというキャラクターについては集英社の鳥嶋さんに(ドラゴンボールなどを送り出した名物編集)「悪役がたっていない」と言われて作ったことを語っている。
終盤には植松さんが登場し、FFの音楽の変遷についても語られ、今だから話せる裏話も飛び出す。
とくにすごいのが「テープ2本事件」。
FF1のとき、植松さんがテープに入れてきたものを持ってきたとき、坂口さんは「1度作り直したら良くなると思っていたので全ボツにした」という。
つまり、ボツにするためにボツにしたというわけだ。
しかし、植松さんもただでは起き上がらなかった。同じ曲の曲順を入れ替えてテープをもっていくと……坂口さんは気づかずに「これだよ、これ」とOKしたという。
なお、『ファイナルファンタジーピクセルリマスター』の音楽は全部作り直して、オリジナルに忠実にしつつ膨らませているが、全部植松さんが見て、アレンジしすぎにならないようになっているとのこと。
などなど、とにかく情報盛りだくさん(ここに書いたことは半分以下)。
『FF』ファンの方はぜひ動画で見て欲しい。
関連リンク:
Steam:FINAL FANTASY I-VI Bundle