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『FF』の父、坂口博信さんの最新作RPG『ファンタジアン』が予告動画を公開。随所から「SFC時代のFFを現代風にした」ノリが感じられる内容

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Apple Arcade 専用の大作としてサービス発表時に華々しく紹介された『FANTASIA‪N‬(ファンタジアン)』が近日登場との告知がされ、ゲームのストーリームービーと、システム紹介ムービーが公開された。
本作は『FF』の生みの親である坂口博信さん率いる Mistwalker が制作する RPG。
ジオラマを作って取り込んだゲーム映像だけが喧伝されていたが、実際に発表されてみるとド王道のJRPGとしても楽しそうだ。
また、そのキャラクターや雰囲気には「もしかしたら、スーパーファミコンのFFがファンタジー路線で続いていたら、こういったFFが作られていたかもしれない」と想像してしまうものがある。
音楽も『FF』でお馴染みの植松伸夫さんが担当しており、注目せずにいられない1作となりそうだ。

まずはストーリーPVを。


続いて機能紹介PVをどうぞ。

ストーリートレーラーを、大きな冒険が待ち構えていそうな空気感。
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主人公は、JRPGのお約束とも言える少年少女たちのようだ。
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映像から推測するに『テラバトル』でお馴染みの藤坂公彦さんのキャラクターを上手く立体化していると思われるが、切れ長の目に、どことなくFFのイラストを手がけた天野さんのテイストも感じる。
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スーパーファミコン時代の『FF』が同じ路線のままPS2に進化していたら。
『FF9』のようなノリで次世代ハードのゲームを作ったら。
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飛空挺と舵輪を回すオヤジ、聖女(?)のようなキャラクター、大きな傷のある男など、さまざまなキャラクターが出てくるが、やはり古の『FF』感を感じる。
かといって古くさいわけではなく、古い物を新しく、といった空気。
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実際のゲームプレイは、ジオラマを取り込んだ3Dフィールドを歩き回る1本道RPGになるようだ。
合計プレイ時間は40~60時間で、前半はストーリーに沿った一本道、後半は自由な冒険が楽しめる設計とのこと。
フィールドは「何かありそうだな」というところに宝箱を配置するような、細かい部分に気を遣って作られたという。
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ジオラマを取り込んだフィールドは見た目立体的でも、実際は2Dデータであることも多い。
しかし、動画を見る限りは3Dデータとして制作されており、視点変更して眺めることも可能のようだ。

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戦闘はターン制の戦闘を採用しており、フィールドでランダムエンカウントして戦闘に移動する。
が、“ディメンジョン・システム”と呼ばれるものを使用するとエンカウントした敵を異次元におくってため込むことができ、好きなときにまとめて戦える。
フィールドを探索したいときは探索に集中し、適当なところで一気に殲滅することができるようだ。
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ボス戦に関しては、うまくスキルやアイテムを駆使すれば、低いレベルでも倒すことができるような戦略性の高い方向性で制作されているという。
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見れば見るほど「スーパーファミコン時代のFFのコンセプトを、現代に蘇らせたら?」という内容に見えてくる。
『ファンタジアン』は Apple の定額ゲームサービス Apple Arcade のページで近日公開予定としてリストアップされている。
通例、Apple Arcade で近日登場とされてからは1ヶ月程度でリリースされるので、2021年4月頃には遊べる可能性は高い。
App Store のゲーム紹介ページにはいくつかスクリーンショットもあるので、待ちきれない方は見に行ってみると良いだろう。
関連リンク
FANTASIAN (App Store Apple Arcade)