『そして機械は人間足り得たのか』は、機械と人間の境目を問うアドベンチャーゲームだ。
こう書くと、『Detroit: Become Human』など「心を持つ人型アンドロイドは人間なのか?」というテーマを持ったゲームを思い浮かべるかもしれない。
だが、本作はその前段階、「アンドロイドは人間であると言えるのか」という曖昧なラインを問いかける1作だ。
『そして機械は人間足り得たのか』の舞台は2044年。
人類は見た目で人間と区別がつかないアンドロイドが製造可能になり、世間では「アンドロイドは人間足りえるのか?」という議論が持ち上がっている。
プレイヤーは刑事の視点で、そんな時期に発生したアンドロイド規制派団体職員の殺人事件を追い、アンドロイドと人間の間に横たわる問題を見ることになる。
そして、事件を追う間に選択を迫られ、プレイヤー自身が「アンドロイドは人間足り得るのか?」というテーマに直面するものとなるという。
デジゲー博に展示されていた Episode 0 は本編前日譚だが、その中でも登場人物が人間なのか、アンドロイドなのか明かされない部分があり、「目の前にいる存在は人間か、アンドロイドか」という曖昧さを残すように作られていた。
展示されていたものは近日公開予定であったので、ここからはゲームシステムなどの話と書いていこう。
最初に目にとまったのは、ゲームが完全フルボイスで説明テキスト部分も読み上げられるということ。
ビジュアルノベルの多くは「読み進める」が、本作はボイスドラマのように聞いて楽しめた。
後日改めて紹介しますが、
— 南部休み/NanbuWorks@デジゲー博C-06 (@nanbu32) November 28, 2020
「そして機械は人間足り得たのかエピソード0」は、フルボイス作品です!明日の #デジゲー博 試遊では、操作できる部分は少ないですが、引き込まれる物語を提供することを約束します!#そして機械は人間足り得たのか#gamedev #VisualNovel #ノベルゲーム pic.twitter.com/chHJ4rRBHD
南部休みさんは過去にもTRPGセッションをボイスドラマ仕立てで Youtube にアップしていたが、ボイスには機械音声を採用していた。こちらは(人間と見分けがつかない合成音声でなければ)人間の声優がしっかりと声をつけている。
続いて驚いたのは、対応プラットフォームだ。本作は itch.io のような PCゲームプラットフォームだけでなく、Youtube のような動画配信プラットフォームでも配信が予定されている。
つまり、スマートフォンでも Youtube を通じてプレイできるモノとなる。
近年、定額制の動画配信サービス Netflix が『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』のように視聴者が主人公の行動を選択し、それによって次に再生される動画が切り替わって展開・結末が変わるゲームのような映画を何本も公開している。
『そして機械は人間足り得たのか』もそういった作品の1つになるわけだ。
『そして機械は人間足り得たのか Episode 0』は2021年1月、BOOTH、itch.io、Youtube、ニコニコ動画などでの公開を予定している。
いち早くプレイしたい方は、南部休みさんの Twitter をフォローしておこう。