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命の禁忌に触れるゲーム2本。少女をクローン培養して死の惑星に送り続けるADV(仮)と、同世界を描くSFノベル『ガニメデ』をアケローンソフトが制作中 #デジゲー博

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プレイヤーが生き延びるため、少女を無限にクローンして死地に送り込む非人道的なタップアドベンチャーと宇宙宙戦争が行われる世界で発生するAIのイレギュラーを描くビジュアルノベル『ガニメデ』。
2020年11月29日のインディ・同人ゲームの展示イベント、デジゲー博の“アケローンソフト”ブースには、同じ世界観を軸とした2作品のスマホゲームが展示されていた。

1本目に紹介するゲームは、下の少女がひどいめにあうゲーム。

ここでは看板に描かれる文字をとって『アナタノセイジャアリマセン。』と呼んでおこう。
プレイヤーは宇宙をまたにかける密輸人。
少女は輸送が禁止されている危険な宇宙生物だが、運の悪いことに主人公はトラブルで少女を積んだまま危険な惑星に不時着してしまう。
生き延びるために惑星探索が必須だが、宇宙船の外は危険で生身では出られない。
そこで、主人公は禁断の選択をする。
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自分が外に出られないなら、強力な宇宙生物に探索させれば良い。
オリジナル体を外に出すことは危険だが、体が弱いクローン培養体ならば言うことを聞かせられるし、クローン体は体が弱いから探索させるうちに死ぬことが約束されている。
つまり、少女を何度も何度もクローン培養し、死のミッションに送り出していくゲームが『アナタノセイジャアリマセン。』である。
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ゲームプレイの様子は下の動画のようになっていて、画面を連打してクローンを作り、送り出すことでゲームが進む。

輸出禁止の宇宙生物を取り扱っている時点で政府に見つかれば一巻の終わり、宇宙生物が培養槽から出ても、惑星から資源を探し出せなくても死。
果たして、プレイヤーはどうなるのか。
看板にも示される『アナタノセイジャアリマセン。』はどのように示されるのか。
ストーリーが気になる作品であった。
リリース時期は未定。

さて、もう1本のゲーム『ガニメデ』はSFビジュアルノベルだ。
ガニメデとは木星の第3衛星で、太陽系の天体の中で9番目に大きい巨大衛星のこと。
木星と地球が戦争する世界を舞台とした世界で、衛星ガニメデを自治するAIマザーは生体クローンにAIを移植することで、自らのバックアップを作ることを計画する。
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▲モニターから目が!超人ロック的なマザーコンピューター感

しかし、AIを移植したはずの生体クローンには自我が芽生え、AIの意思と異なる行動を取り始め……物語が始まる。
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▲AIが高度に発達すると人間が足元をすくわれるが、AIが生体をコントロールしてもイレギュラーが発生する。なぜだ。

イラストが良い味を出していて、こちらも気になる内容であった。
1プレイは短く、30分以内には終わるとのこと。
『ガニメデ』はデジゲー博当日には公開されている予定だったが、ちょっと遅れているとのこと。
『アナタノセイジャアリマセン。』に興味がわいたなら同じ世界観のノベル『ガニメデ』は見逃せないはず。

近日中にリリースされるかもしれないので、いち早くリリース情報を知りたい方は、アケローンソフト公式Twitterをフォローしておこう。

関連リンク:
アケローンソフト@acheron_soft