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Facebook Gamingアプリ、iOSでもついにリリース。ただし、Appleの方針により「ゲーム抜き」で。

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ゲーム配信を視聴して交流し、簡易なインスタントゲームをプレイできるプラットフォーム『Facebook Gaming』。
そのiOS版アプリをリリースされた……が、iOS版の『Facebook Gaming』は、Appleの規約によってゲーム抜きでのリリースとなってしまった。

Android版のアプリは『Facebook Gaming: Watch, Play, and Connect』とされているが……。
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iOS版は『Facebook Gaming Watch and Connect』のみ。
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これについてFacebook側はTwitterで説明をしており、Apple側がアプリ審査ガイドライン4-6を理由に申請を却下したため、としている。

該当のガイドライン4-6(2020年8月8日時点)は下記の通り。
バイナリに埋め込まれていないコード(HTML5ベースのゲームやBotなど)をAppに組み込んだり実行したりすることは、コードの配信がAppの主な目的ではなく、そのコードがストアやストア同様のインターフェイスで提供されておらず、かつそのソフトウェアが以下の条件を満たす場合に限り許可されます。
(1)無料またはApp内課金で購入される。
(2)標準のWebKitビューで利用可能な機能のみを使用している(つまり、変更やソフトウェアの追加をすることなく、Safariで開いて問題なく実行できる必要があります)。Appでサードパーティ製ソフトウェアを実行する際はWebKitやJavaScript Coreを使用する必要があり、プラットフォームのネイティブAPIをサードパーティ製ソフトウェアに対して拡張したり、使えるようにしたりすることは許可されません。
(3)Apple Developer Programに参加しており、Apple Developer Program使用許諾契約に署名しているデベロッパによって提供されている。
(4)現実のお金を使用する賭博ゲーム、宝くじ/ロト、または慈善寄付活動へのアクセスを提供していない。
(5)本「App Reviewガイドライン」の規約に準拠している(例:不適切なコンテンツが含まれない)。
(6)販売を目的としたデジタル商品またはデジタルサービスを提供していない。リクエストがあった場合は、Appで利用できるソフトウェアやメタデータのインデックスをAppleに提出する必要があります。インデックスには、該当するソフトウェアプロバイダのApple Developer ProgramチームIDと、ソフトウェアが上述の要件に準拠していることを確認するためにApp Reviewが利用できるURLを含める必要があります。
Facebook側は「アプリの利用者の95%は動画視聴目的で、ゲームプレイはアプリの主目的ではないと主張しているが、日本でもメッセージ中心のアプリ『LINE』のQUICK GAMEに制約を課したことを考えると、これは不思議ではない。
なお、LINE QUICK GAMEは2020年10月30日(金)15:00サービス終了することを7月30日に発表したばかりだ。

Appleの言い分である「安全性のため審査しないといけない」など、ガイドラインの話はある程度理解できる。
しかし、スマートフォンという存在が珍しい時代を終え、スマホというプラットフォーム上で他のプラットフォームを楽しむのが普通の時代。
そんな時代にxCloudなどが利用できないのは、やはりゲーム好きとして面倒でしかない。

Appleが全部爆速で審査するAIを作るとか、何かしらの手段で対応できないのだろうか……。

アプリリンク:
Facebook Gaming (App Store 無料 iPhone向け / GooglePlay 無料)