セガより、1990年10月6日に発売された携帯ゲーム機『ゲームギア』の小型版、『ゲームギア ミクロ』が2020年10月6日に発売されることが発表され、予約受付が始まった。
価格は4,980円(税別)。
ゲームギアは、ゲームボーイがモノクロだった時代、カラーの携帯ゲーム機として華々しく売り出されたハード。
「やっぱゲームはカラーじゃないとつまんない」
と、対抗ハードをあおるような(今では難しい)CMは、なかなかにインパクトがあった。
ただ、ちょっと高級品で、普及度はというと……クラスに1人もっているかどうかという感じ。
それが、4,980円で買えるのだからお得。そう、お得なのだ……たぶん。
プロモーション映像はこちら。
製作にはマニアの間でも再現に定評があるミニゲーム機『メガドライブミニ』のスタッフが再結集し、ソフトに関してはメガドライブミニから引き続き有限会社エムツーが担当しているというので、安心の出来が期待できそうだ。
『ゲームギアミクロ』は、オリジナルよりもかなり小さく、幅約80mm、高さ43mm、奥行20mm、モニターは1インチと手のひらサイズ。
単4電池2本で駆動する(オリジナルは単三電池6本で3~4時間しか駆動しなかったので、技術の進歩を感じる)が、USBケーブルから電源を供給してのプレイも可能。
本体カラーはブラック・レッド・イエロー・ブルーの4色があり、それぞれに異なるゲームが4本ずつ収録されている。
ブラックには『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、『ぷよぷよ通』、『アウトラン』、『ロイアルストーン ~開かれし時の扉~』の4本。
アクションを集めたブルーには、『ソニック&テイルス』、『ガンスターヒーローズ』、『シルヴァンテイル』、『ばくばくアニマル 世界飼育選手権』の4本。
ばくばく入れてくるなんて、ずるくないですかね…。
イエローには『シャイニングフォース外伝』の3作セット、『なぞぷよアルルのルー』の4本。
そして、レッドにはなんと『女神転生外伝 ラストバイブル』と『女神転生外伝 ラストバイブルスペシャル』、『ザ・GG・シノビ』と『コラムス』の4本。
アトラスを手に入れたセガの横暴セットと名付けたい。
なんと、このセットはゲームギアでしか遊べなかった『女神転生外伝 ラストバイブルスペシャル』が遊べるのだ
これは他の外伝シリーズと関係なく、セガから販売された(アトラス買収のはるか前に!)オリジナルの『女神転生』。
今はなきガラケー版ほどではないが、遊ぶハードルが高い『女神転生』なので、赤単体で4,980円で買えるのはお得かも。
なお、予約受付については、Amazon、楽天ブックス、セガ公式ECサイトの3サイト限定。
4色をセット購入すると、液晶を拡大して見られる『ビッグウィンドーミクロ』が付属するので、基本は4色セットになるのだろうか……。
価格は高くも見えるが、『パックマン』だけが入った小型版筐体タイニーアーケードの定価が2,800円ぐらいなので適正と言えば適正か。
本体カラーを選んで全ソフト付属って感じで出してほしかった気もするが、私個人の都合で言えばシャイニングフォース外伝は最終作だけやってないのでイエロー単品を安めにで買えてありがたいとも言える。
もしかしたら、『ゲームギア ミクロ』は、そんな買い逃したファンのための記念品なのかもしれない。
予約は下記からどうぞ。
予約受付:
ゲームギアミクロ・Tシャツなど(Amazon)
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