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間違えだらけだったゲーム『マチガイブレイカー』大幅リニューアルで1月30日に再開。公式サイトには的確過ぎる「旧作の間違い探し」も掲載中

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つっこみクイズRPG『マチガイブレイカー』がリニューアルを終え、2020年1月30日に『マチガイブレイカー Re:Quest』として配信開始となることが発表された。
『マチガイブレイカー』は『モンスト』の岡本さんが関わるタイトルとして、いい感じのイラストのゲームとして注目を浴びつつ2018年9月12日にリリースされたが、出てみるとゲーム内容はあまりにひどかった。
そういったなか、2019年2月21日から返金を受け付けたうえでの長期メンテナンスに突入し、実に8,247時間という業界最長記録から復活を遂げることになる。

リニューアルされても、面白くないものは面白くない……そういった事象は多くみられるが、『マチガイブレイカー』に関してはかなり期待できそうな部分がある。
まず、スタッフが一新され、新しく就任したディレクターによる公式ゲームの間違え「問題点」探しの認識がとても正直で、的を射ているところが素晴らしい。
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さて、ちょっと見ていこうか。公式サイトに掲載された旧作の致命的なマチガエを。

・ゲームの方針や目的がない
・賢者(メインで戦う重要キャラたち)の入手育成方法が不明瞭
・運営方針が明確ではない
・アイテム入手量と消費量が破綻(入手量2倍キャンペーンでも追いつかない)
・遊びのルールが単調
・クイズの問題文や回答にマチガエがある

どれ一つとってもゲームとして致命的なのだが、これらがなぜ問題であるのかも回答されていて、新しいディレクターが正しくゲームを導ける人材であることを印象付けている。

同時に、これらの問題点を解消するための仕掛けも月次で報告されており、こちらも具体的に問題点を解消しているのが見て取れる。

私自身が以前に指摘した問題点もすべて対策がなされていて、わりと満額回答。
リニューアルゲームは盛り上がらないという法則があるが、最近では『プリンセスコネクト!Re:dive』などが時間をかけて再生してヒットしたような実績もある。
簡単には比較できないが、業界最長のメンテを経た本作も、もしかしたら、もしかするかもしれない。