ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

1月5日の新作スマホゲー18本感想。座標ロジックパズル『Go Ahead』のクールな空間描写とストイックさに惚れる

本日のおすすめは『Go Ahead』(Androidのみ)。動画を見てもらえばよさはわかるはず。
短編ノベルゲーム『Eternal』は、内容できっちり興味を引いてくる小粒な良作。その他、『ゆびゆびランナー』や『Doomsday Vault』など、小粒な注目作がどっさり。

※価格は記事執筆時のものなのでDL時にストアで確認してください。

注目のゲーム
Go Ahead (GooglePlay 無料)

正式名称は『Go Ahead – Challenging Geometric Logic Puzzle Game』。
スタイリッシュな迷路を上下左右に移動し、クリスタルをとりながらゴールへ移動するパズル。
見た目も演出もクール。パズルの方はしっかり考えないと詰むガチ系。
広告も少なく(少なくとも序盤はステージスキップ時に出るだけで、普通にプレイしていれば広告が出なかった)、珍しいほど硬派なゲーム。
Version2.0が出たものなので正確には新作ではなくバージョンアップだが、良かったのでここで紹介。

光るものあり
Swag and Sorcery (App Store 860円 iPhone用 / Steam 1,300円)

冒険者をモンスターのいる場所に派遣し、戦って得たお金と素材で装備を作り出して強化し、街を大きくしていく見守り系RPG。
『Weapon Shop Fantasy』の同類(というより、より完成されていない感じがある)だが、現段階では操作性に難があり、UIにも問題があり、イライラする部分が結構多い。しかし、買ってしまって遊び続けているとクリアまで一気にやってしまったので光るハマり度はある。
この価格ではお勧めしないのだが、セールで安くなったり、操作や表示に改善が見られたらお勧めに化けるかも。

ゆびゆびランナー (App Store 250円 )

学校の机の上を指二本で駆け抜ける小学生時代に誰もが体験する指遊びをゲーム化した作品。
自動で指が走り、傾けて左右に移動。画面タッチでジャンプし、長押しで滞空。ダブルタップでダッシュとなかなか操作は多彩。
現在は音がついていない状態なので物足りなさがあるが、それでも細かい演出や仕掛けは秀逸。
今後、音をつける予定があるとのこと。

【ノベルゲーム】【短編】Eternal (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
ss5
史上最年少となる17歳で有人惑星探査を達成した宇宙飛行士のハルが、宇宙船に搭載された人工知能のテラと共に、地球への帰り道の30日間の旅を描いたノベルアプリ。
退屈な旅かと思いきや、人工知能との会話によって宇宙に関する興味が導かれ……かなり先が気になるので、最後までプレイしてしまいそう。

無限連鎖 !ブロックブレイカーズ (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

何でもいいから同じブロックが3つつながれば消えるマッチパズル+RPG。
ガチャ採用だけど、同じキャラは10回以上登場しない(つまり普通にプレイしていればコンプ可能)。最初は戦術性が低めだが、ゲームを進めてアクティブ連鎖が解放されるとガンガン連鎖をつなぐアクションになって爽快感が増してくる。スキルが揃ってくればスキルの使用を意識したごり押し総会ゲーになりそうな気配。
もう少し演出に気合が入っていたらもっと面白かったなーと思いつつ、現状でも楽しい。

Doomsday Vault (App Store Apple Arcade)

崩壊した世界で、残された生物の種を探してドームで育てる『Doomsday Vault』のプレイ動画です。 パワードスーツ(ロボ?)を動かして崩壊した世界を動き回るアドベンチャーパズルで、スイッチや仕掛けを動かしてマップを探索するものとなっています。 上下左右のスワイプ移動操作だけで動けて操作は簡単。ゲーム部分はわかりやすくシンプルで遊びやすい。そして、雰囲気良好。

Troll Patrol (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

『パズル&ドラゴンズ』の元ネタになったという『Dungeon Raid』フォロワー。
指でタイルをなぞることでコイン、バトル(剣と敵のマークをつないでダメージ)、回復、防御の行動を行い、コインで買い物し、敵を倒してレベルアップし、強くなり続ける敵を前に限界までサバイバルするパズルRPG。
プレイ後に新しい武器をアンロックしたり、永久パワーアップを購入する育成要素も入り、『Dungeon Raid』RPGと言った感じになっている。

$ S.E.B > (App Store 120円 / GooglePlay 120円)

『PORTAL』リスペクトなプラットフォーマ。
謎の正方形SEBを操作し、GUSTAVという存在が設定した試験を突破するのがゲームの目的。
画面をタッチすると、タッチした位置から弾く力(斥力)が働いてSEBが吹っ飛ぶので、吹っ飛ばしながら移動を行うものとなっている。
この奇妙な実験は何のために行われているのか、プレイを通じて知ることになる。ただし、英語のみ。

Mekanin (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

機械の義手を身に着けた忍者が、跳躍しながら空中で戦う1vs1の対戦アクション。
画面をタッチしてその方向にフックを発射して反動で跳躍移動しつつ、隙を狙って1発叩き込んで倒す一撃必殺感は緊張感があって面白い。プレイステーション時代の『ブシドーブレード』のような面白さ。
対戦しかなくてなかなかオンラインマッチングしないのが難だが、うまく遊べるとかなり楽しい。

その他のゲーム
Hero Express (App Store 250円 / Steam 520円)

ガソリンが尽きるまで車を運転して道中の金を拾い、その金で目的地までたどり着けるよう車をチューンナップしていく(毎回スタート地点からやり直し)ゲーム。
脳死ゲーム化と思いきや、思ったより運転テクニックで結果が変わりそう。単調と感じる人もいると思うが、パワーアップ運転ゲーム(ゾンビを倒さない『Earn to Die』系のゲームと考えると良し)としては十分楽しい。

イナズマイレブン SD (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

『イナズマイレブン』シリーズのキャラクターフィギュアを集め、フィールドで弾いて遊ぶトイ・サッカーゲーム。
スーパーサッカーな本編に比べて、本作は気軽におもちゃ感覚で遊べ、フィギュアをジオラマに飾って楽しむことも可能。
敵とプレイヤー側が交互にキャラクターを弾き、ボールにぶつけてシュートやカットを行ったり、敵にぶつけたり(ボールがとりやすい位置取りなどを確保するため)するおはじきパズルっぽいサッカープレイはカジュアルで良さそう。ボイスがないので演出に物足りなさはあるが。
あとはバランス次第か。

【ノベルゲーム】テレキト -MOON STORY- (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
ss1
2095年、『2092年のカタストロフィ』で統合型人工知能コンピュータ『テルス』の暴走によって地球上で百億人の人間が死亡し、月に逃げ延びた人類の『月面臨時政府』と地球から送り込まれた兵器との戦いを描くSF短編ノベル。
先に紹介した『Eternal』と同じ作者のものだが、途中までの興味の引き具合では『Eternal』に分があるように感じた。ただ、最後まで読んだらこれも面白い可能性は感じるので『Eternal』が気に入ったらあわせてどうぞ。

プロジェクト・シルバーウイング (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

美少女×カバーアクションシューティング。
キャライラストも3Dも、ゲーム内容も一定のクオリティがある(最初は照準オートが協力すぎて驚くが、設定で照準を主導に変えたり、オートバトルにしたりもできる)。
決定打にかけるが、カジュアルゲーとして遊ぶならかなり良い方という感じ。
日本語訳が微妙で、文章・キャラ口調が一定しない。
ただ、中途半端なダメさではなく、日本語訳めちゃくちゃぶりを楽しめるレベル。また、「中国人が作った似非中国人キャラ」という面白キャラがいて、そこには一見の価値あり。

Norman's Night In (App Store 370円 / Steam)

投げても必ず戻ってくるボウリング球を利用し、主人公に球を投げさせてはキャッチするときの反動で吹っ飛ばして移動させるアクションゲーム。
主人公、かなり痛そう。
オープニングが意味不明で、ゲーム演出も控えめで、ステージの雰囲気はあるがプレイしていてもあまり面白みを感じられない。

Drunken Owl (App Store 無料 )
ss1
フクロウの頭部に示される方向キーを画面タッチでストップさせ、方向キーと同じ方向にはばたかせ、上に登っていくアクション。
止め絵でみると魅力的だが、全体的に演出不足で微妙。

!BonVoyage (App Store 250円 )
ss1
スライド操作でタイルを動かし、道をつなぐパズルゲーム。
正解が示された後に土地がバラバラになるので、ゲームとしては簡単な方。しかし、回答がわかっていて、適当に操作していればクリアできるので達成感がない。
また、プレイしてみると画面写真よりもショボさが目立つ(サンプル画像は最大限に良く見える角度)。

Screw Factory (App Store 無料 )
ss1
画面長押しでスクリュードライバーを起動してねじを回し、ちょうど良いタイミングで指を離して製品を作るタイミングアクション。
あまりにも簡単なのと、製品が出来上がる感動いまいち薄いので惜しい。目の付け所は良い気がする。

fingerino (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
ss1
指のある地点に丸いマーカーが出現し、そのまま指を動かして障害物を避けながら上昇していくエンドレスアクション(指を離すと即死系)。
静止画は良く見えるが、実際に遊ぶと仕掛けの変化に乏しく、微妙。