Epic Gamesは、『フォートナイト インストーラー』の名前を『Epic Games』に変更し、同社のゲームをAndroid端末にインストールできる新たなハブへと変更した。
iOSやNintendo Switchなどでは公式のストアから配信を行っている『フォートナイト』だが、Androidに関しては「プラットフォーマーの30%の取り分は大きすぎる」として、独自に配信を行っていた。
現在はこの『フォートナイト』専用のインストーラーの名前が変更され、11月にリリースされた新作『Battle Breaker』がアプリ内からインストールできる状態となっている。
現在はEpic Gamesのゲームだけがダウンロードできるが、Epic Game Store立ち上げ時からAndroid版の可能性についても言及しており、そういったものがより現実味を帯びてきたように感じる。
ゲーム世界では定額制、html5とかクラウドとか、そういったプラットフォーム争いが注目を浴びつつあるが、アプリ配信プラットフォームの争いもまだまだ一波乱あるかもしれない。
GoogleやAppleなど、多くのプラットフォーマーの手数料はアプリ売り上げの30%になっている。しかし、PC版のEpic Game Storeではプラットフォーマーの手数料は12%。ゲーム会社の取り分が増えれば、それだけ多くゲームを開発したり、アップデートしたりできる。
18%の収益上昇は単純な文字通りの18%では終わらない。
たとえば、ゲーム全体の売り上げが100%だとして30%手数料がとられたとしよう。
サービス型のゲームだとさらに25%が開発に30%が宣伝に回されたりする。その場合は利益として残るのは15%になる。
が、18%手取りが上昇すると利益率として33%になるわけだ。
いわゆるスマホソシャゲなどと言われるサービス型のゲームでは、サービス継続に大きな恩恵があり得る。
そういったストアがAndroidで展開できるのか。これはちょっと注目してみる必要がありそうだ。
インストーラーは、下記のリンクからダウンロードできる。Epic Gamesを見たければ、Android端末からアクセスしてみて欲しい。
関連リンク:
Battle Breakers