『うたわれるもの』シリーズ初となるスマホRPG『うたわれるもの ロストフラグ』のサービスをApp Store / GooglePlay 向けに開始した。
『うたわれるもの』は、アドベンチャーパートとシミュレーションRPGパートを繰り返して進むゲームで、アイヌ文化をモチーフにしたという世界観、獣人のような姿と特殊能力を持つ登場人物とそれにまつわる物語が評判を呼んだシリーズ。過去作の物語だけを配信したゲームアプリを無料で配信したが、それらも一様に高評価を受けている。
今回のアプリは、過去作のキャラクターたちが登場する完全新規の物語となる。
これまでの『うたわれるもの』シリーズはシミュレーションRPGだったが、本作はノベル+オートバトルRPGとなっている。
ノベルパートではキャラクターたちの会話ベースで物語が進む。イラストはどれもさすがのクオリティ。
バトルは『プリンセスコネクト! Re:Dive』などと似たオートバトル。最大で前列3人、後列3人の6人パーティーを組み、各キャラクターは自動で敵を攻撃し続ける。
プレイヤーは“必殺連撃”と呼ばれる各キャラ固有の技を使用するキャラクターとタイミングだけを選択できる。必殺連撃を使用するときには“気力”を消費するが、この気力はパーティーで共通のエネルギー。
バトルに関しては2Dイラストと比べて3Dキャラクターが粗く見えてしまい、テンポや音の演出などもいまいち。
必殺連撃のカットインの後3Dモデルを見ると、ちょっと現実に引き戻される感がある。戦闘部分だけよう確認できる頭出し動画を取っておいたので、気になる方はみて欲しい。
ちなみに、バトルの背景3Dは結構凝っていて私としては好み。
なんというか『うたわれるもの』の『プリコネ』っぽいもの……というと想像がつきやすいと思うが、戦闘と物語を分離していてより「物語重視」という姿勢がUIから伝わってきた。
元より、『うたわれるもの』はストーリー主体と言われていたし、物語さえ良ければ問題ないはず。このあたりは、やりこんで(もしくは長い時間をかけてストーリーの山が見えたら)評価されることになるだろう。
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