iOS13から、iPhoneがPS4のコントローラー Dual Shock 4に対応し、コントローラー対応ゲームはゲーム機同様に遊べるようになった。
しかも、定額遊び放題の新規ゲームサービスApple Arcadeの作品はほぼゲームコントローラーに対応しており、使えるゲームも多い。
しかし、コントローラーを手にもって、スマホをスタンドにおいてプレイすると画面が小さい……ならば、スマホを携帯ゲーム機にしてしてしまえ!
ということで、コントローラーに取り付け、スマホと一体化するホルダー『A'class PS4コントローラー用スマホマウントホルダー』を買ってみたので、使用感と製品を紹介していく。
商品を注文すると、縦15cmほどの小さい箱が届いた。
こちらが取り出した製品。
かなり小さい。もともとAndroid用なので、PS4コントローラーとAndroid携帯をつなぐケーブルも付属する。
製品はDualShock 4中央部に透明な部分をガッチリ挟むように取り付ける。
取り付け時はやや力が必要で、壊れそうな心配もあったが、1度取り付けるとガッチリとホールドされて外れる心配なし。取り付け後は黒いアーム部分の上部が伸び、さまざまなサイズのスマホを取り付けできる。
アームの力はそこそこだが、中央にはめ込めば安定してホールドされ、コントローラーを振るなどの操作をしなければスマホがズレることはなかった。
アーム部分がプラスチックむき出しなので、できればここはクッションが欲しかったが……そこは値段なりか。
公式には約6~8cmまで取り付け可能とあり、裸状態のiPhone 11 Pro Maxもホールド可能なことを確認できた。
iPhone11であれば、薄いケースをつけていても大丈夫だろう。
アーム根元にはねじがあり、緩めると270度程度、好きな角度にアームを曲げることが可能。かなり自由度が高い。画面を好きな角度にするときも役立つが、アームを前面に折りたたむとかなりコンパクトなフォームにもなる。
よほど鞄内の圧力が高くなければ、問題なく持ち運びできる。手ねじによる調整なので、ドライバーなどがいらない点も良い。
また、この手のホルダーは何度も取り外すと爪が劣化して使えなくなるが、この製品は軽量でつけていることが気にならない。
また、取り付けたままで全ボタンがほぼ問題なく使える(OPTIONとSHAREだけほんのり押しづらいかも)ので、取り外す必要がない。
2,500円程度の製品だが、かなり満足度は高かった。
持ち運びが楽で、取り外しの必要がなく、「なるほど、こうなるのか」と納得できる。
しばらくApple Arcadeのゲームや格闘ゲームを遊んでいたが、快適。
ただ、これ1つで「iPhoneがゲーム機」になるというと、1つだけ届いていないものがあった。それは、重量バランス。
PS VitaやNintendo Switchなどの携帯型ゲーム機は、手に持ったとき重さのバランスが良くなり、重さを気にしないですむよう設計されている。
しかし、DualShock4+スマホはそのように設計されておらず、プレイ時には重みが少し気になった。とはいえ、現時点でちょっと試そうと思う程度なら『A'class PS4コントローラー用スマホマウントホルダー』は気軽に試せる候補。
製品についてまとめると、こんな感じ。
・iPhone11、iPhone XR、iPhone 11 Pro / Pro Maxがホールド可能
・取り付けには少し力が必要(ただ、数回の取り付け・取り外しで壊れる程度のものではない)
・着脱を前提とした設計とは思えない
・重量バランスはゲーム機ほど良くならない。
・PS4コントローラーとして、取り付けたまま問題なく使用可能
・縦持ちゲームはホールド不可なので遊べない。
結構安いので、「iPhoneをゲーム機みたいに扱ってみよう」と思ったなら試してみる価値がある。
自分としては、XBox Oneコントローラー+ホルダーの方がバランスが取れるかもしれないので別途試したいと思っている。
商品リンク:
A'class PS4コントローラー用スマホマウントホルダー(Amazon)