2020年、オホーツク海に魔界甲殻生物軍団“カニソルジャー”が出現した。
当初、人類は事態を平和的に収めるため使節団を送ったが、一人残らず彼らの晩飯となってしまった。銃弾やミサイルなどの通用しないカニソルジャーに対抗できるのは、出自不明、半人半獣の少女“ユージン”だけだッ!
大阪で2019年の8月25日に行われた同人・インディーゲーム展示即売会メガビットコンベンション02。
『ネコ人間ユージン』のゲーム部分は、『魂斗羅』や『メタルスラッグ』などの流れを汲む横スクロールのアクションシューターである。
操作はスティックによる移動、ボタンによるジャンプと攻撃、さらにダッシュ。
攻撃ボタンは移動方向に肉球ファイアーを飛ばす射撃だが、敵が近いときは猫の爪でひっかくアクションとなる。
Rトリガーを引いている間は移動が止まり、スティックで照準を定められる。
プレイ感覚としてはダッシュ(空中ダッシュもある)などによって高速機動が可能になった『メタルスラッグ』と言う感じで、ただ敵を撃っているだけでもそれなりに楽しかった。
トレジャーのアクションゲームや、『魂斗羅』・『メタルスラッグ』系のゲームが好きならまず間違いなく楽しく遊べそう。
ただ、それ以上に私が気に入ったのが脱力感もあるというか、どこか投げやりな世界観。
ボスは予告なく出てきていきなりプレイヤーをぶち殺すし(でもすぐリトライするから気にならない)、かわいい主人公もバラバラに爆散して死ぬ。
シュールな諸行無常感がある。
ストーリーのカットシーンもいい味が出ていて、主人公とカニ姫のやり取り、主人公と相棒のネコ“J”との掛け合いも軽快で良し。
あと、カニ姫はかわいい。
かわいくてもカニなのでやられちゃうけど。これもまたデスモフモフイズム。
と言う感じのゲームで、骨太なアクションシューターに独特の世界観を加えたゲームとなっている。
もっと色々書こうかと思ったのだけど、どうやら同じ内容の体験版も配布されるらしい。
ということで、ゲームの良さはデスモフモフさんのTwitterをフォローして、体験版で味わってほしい。ボス戦は50%ぐらいの確率で驚くぞ!
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体験版はこちら)
なお、ゲーム製作が早いことで知られるデスモフモフさんだが、『ネコ人間ユージン』に関しては時間をかけて作る予定で、完成は2020年予定とのこと。
普段は1人でゲーム製作するところ、ドット絵に関しては「そろそろ誰かに手伝いをお願いするかも」と言うことで、デスモフモフ史上でも稀にみる大作になりそうだ。
スマホではゲームを出していないが、体験版をプレイして応援したくなったら、ちょうどSteamで『ネコネイビー』が8月27日まで半額セールをしていたり、LINEでネコ人間ユージンのスタンプを販売していたりするので、買って応援してあげて欲しい。
関連リンク:
ネコネイビー(
Steam)
LINEスタンプ、ネコ人間ユージン