プレイヤーは暗く、暴力に満ちた過去を持つ土地にたどり着いたドリフター(漂流者)だ。
忘れ去られた英知、失われた技術、破壊された歴史を求めるドリフターは、その探求心を満たすべくこの地を探索する……。そう、美しい世界を探索する楽しさと手ごたえ満載のアクションで好評を博した『Hyper Light Drifter』がiOSに登場した。しかも、操作性も十分に遊べる範囲だ。
本作は、16bit風の美しいドットアートと独自の世界観、そして避けて切る美しい動きのアクションが楽しめるゲーム。
何度も死につつ敵のパターンを見切り、独自の攻略方法を確立することが楽しいガチアクションである。
同時に、世界観が秀逸なゲームでもあり、マップ上には過去の世界を暗示するオブジェクトが並び、言葉を使わずに抽象的な表現で歴史を表現する挑戦もある。
iOS版は振動機能と、MFiコントローラーに対応し、iPad Proでは秒間120フレームの描画でプレイ可能。
ガチアクションだけに操作性が心配されていたが、こちらもほぼ問題なし。コントローラーほどではないが、慣れれば十分遊べる。実際、細かい操作を要する地形では少し苦戦したものの、私はスムーズに1周目クリアまで至った。
それだけの操作性なのに、PC版は定価およそ2,400円に対し、iOS版はなんと600円と激安(記事執筆時点)。アクションゲームが好きなら、迷わずおすすめの1作だ。
アプリリンク:
Hyper Light Drifter (itunes 600円 iPhone/iPad対応)
※2019.07.25 19:00修正
当初は序盤を遊んだ操作感覚を書いていたが、ゲームをタッチパネルでクリアした結果「改善の余地はあるが十分」という結論に至ったので操作感を修正。