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人気爆発中の『Dota オートチェス』スタンドアロン版をValveが独自開発することを宣言。

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オートで戦うコマを場に出していき、8人のプレイヤーが同じ場で戦うバトルロワイヤルゲーム『オートチェス』。
現在、さまざまな模倣品が世に出ているが、このゲームはValve社のゲームである『Dota 2』をもとにしてDrodo Studioが開発した『Dota Auto Chess』が起源となっている。
そして、ある意味本家ともいえるValveが、Drodo Studioの許諾を得て『Dota Auto Chess』を独立したゲームとして開発していることを発表した。
多くの模倣品と異なり、ValveはDrodo Studioと対話を行っており、お互い独自に『オートチェス』のゲームを作り、お互いにサポートし合うことになっているとのこと。

さて、このブログはスマホゲームのブログだから、『Dota 2』と『Dota Auto Chess』、そして『オートチェス』の説明していかねばならない。
まず、『Dota 2』はValveがサービスしているゲームで、世界で最も賞金額が高いeスポーツタイトルとして有名だ。
1人のプレイヤーが1体のキャラクターを操作し、チームを組んで5vs5で戦い、相手の本拠地を破壊するMOBAというジャンルであり、同じく世界的に有名なeスポーツタイトル『リーグ・オブ・レジェンド』のライバルでもある。

そして、『Dota Auto Chess』はこのゲームのキャラクターなどを利用して新しいルールで作られた合法な改造品(Mod)として登場した。
8人のプレイヤーが同時に戦うこと、ランダムな手札から効率的にチームを組み立てていく(麻雀の訳を作る作業に似ているともいわれる)ゲーム内容がうけ、登場した直後から登録者数400万人を突破する異例のヒットとなる。
ところが、『Dota 2』はValveのものなのでDrodo Studioはそのまま商品展開はできない。
そこで、独自にキャラクターを用意して、自らの作った優れたゲームルールをゲームとしてリリースする。これが『オートチェス』だ。
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一方、この優れたルールはNetEaseなど中国の会社をメインに素早く模倣されてしまい、スマホでは本家よりも早く多くのゲームが登場している。
ゲームルールに特許はないからだ。
(Valveに関しては、話し合いをしただけ紳士的と言えるだろう)
とはいえ、本家の『オートチェス』もすでにGooglePlay版を出しており、iOS版も近いうちにリリース予定となっている。

近年、PCで流行ったゲームをスマホに持ってくることで、収益をあげられることは『PUBG』をまねた『荒野行動』などのゲームで知られているし、それを見込んでヒットゲームに対して多くの模倣作品が生まれている。
果たして、世界でヒットするスマホ版『オートチェス』はどのゲームになるだろうか。

ゲームキャストとしてはいつも言っている通り「オリジナル開発者に利益があってほしい」と願うので、驚くほどのクオリティの差がない限り、Drodo Studio(と、正式に話し合いをしたValve版)を応援することをここに書いておくが……本当に、先は見えない。

アプリリンク:
オートチェス 無料 (GooglePlay