『ひとりぼっち惑星』で名をあげたところにょりさんの新作、『おわかれのほし』がついにリリースされた。
ゲームの舞台は、水没しつつあるロボットの村。
村人はほぼ全て死に絶え、その遺体があちこちに転がり、建物は朽ちていくだけの終末の世界だ。
プレイヤーは村最後の生き残りとして、住人の生前の様子を知り、その弔い方を知り、最終的にすべての住人を墓に葬るお別れのゲームとなっている。
プレイヤーは死体を見つけたら、電脳を移動させ、死んだ住人を動かすことができる。
そして、その体で村人が生前に「あした やりたかったこと」を知る。
そうして「あした やりたかった こと」を行う過程で住人の死ぬ前の心情や背景を知り、最後に村人を墓地に葬る。
これを繰り返すゲームが『おわかれのほし』である。
これまでのゲームと比べても、美しく悲しい世界が描写されており、よりしっとりと物語が伝わってくる作品となっている。
有料ではあるが、過去作が好きだったなら、間違いなく買いの1作となっている。
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