ボードゲームの名作『カルカソンヌ』のように地形が描かれたタイルをつなげ、中世の地図を作る1人用パズルゲーム『パズル&モナーク』が、アップデートで面白くなった。
『ソリティア』を遊んでいるように黙々とプレイし続けられる。
作者の new game style さんは軽快に動作する3Dのスマホゲームを作り続けていたが、ここにきて製作が花開いた感がある。
『カルカソンヌ』のように、タイルをつなげて地図を完成させるパズルゲームだ。
プレイヤーの手元には、道、平原、森などの図柄が描かれたタイルが1枚ずつ手渡され、これを地図の図柄に合うように置いていく。
タイルは自由に回転させられるが、図柄が合わない場所に配置はできない。
ゲームの目的は、スコアを稼ぐこと。
道の両端を建物などで囲んで行き止まりにすると道が、森の端をすべて行き止まりにすると森が完成し、スコアが上昇する。
長い道や大きな森を作るほどスコアは高くなる。
また、“教会”パネルだけは特殊で、周囲9マスをほかのパネルで埋めるとスコアが加算される。
これがルールの全て。
シンプルなルール、そしてスコアを稼ぐだけの地味な内容なのだが、触ってみるとこれがエラク楽しい。
まず、アプリの基本である手触りや音がいい。そして、何より目玉といえるタイルをつなげた瞬間。
道をつなげ、森を完成させると、平面で示されるタイルが盛り上がって立体化する。
この手ごたえが何よりも良い。
広い地図を作り、建物や森の立体を眺めていると、ファンタジー世界を自分の手で作り上げているような全能感すら感じる。
そして、タイルか制限時間が尽きると最終スコアが算出される。
このとき、ぐるっと地図を見まわすのがまた気持ちいい。
しかもこのアプリ、90秒モードで遊ぶだけなら無料。縦持ちも横持ちでのプレイも可能。
ぜひ、地図を作る気持ちよさを味わってほしい。
▲作った国は、ランキングでスコアを押すと再度確認できる。
このゲームを今、紹介する理由は2つ。
1つは、アップデートでスコア計算が変わり、ゲームにやりがいができたということ。これは地味ながら大きい。
もう1つは“時間無制限モード”の追加。自由にタイルをつなげて広い地図を作りきるこのモードは『パズル&モナーク』でもかなり満足感が高い。
後者は課金要素ではあるが、今後もアップデートを予定しているそうなので、ゲームが気に入ったらぜひ、購入を検討してみて欲しい。
概要:
ランダムに配られるタイルを並べて地図を完成させる1人用ボードゲーム
評価:8(かなり面白い)
おすすめポイント
タイルがつながって立体化し、地図ができていく気持ちよさ
軽快に動作し、気持ちいい手触りと音で楽しめる
世界観すら想像してしまう地図の優れたビジュアル
気になるポイント
クエストモードや役の計算(と演出)などが追加されて欲しい
アプリDL:
パズル&モナーク (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
発売:new game style(日本)
HP:https://www.facebook.com/newgamestyle/
レビュー時バージョン:1.1
課金:3分モード、時間無制限モード
ライター:ゲームキャスト トシ
動画: